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29 2011

ライジング ザン ザ・サムライガンマン

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故・ウェップシステムが1999年に世に放った傑作バカゲー『ライジング ザン ザ・サムライガンマン』が、12月21日にPSアーカイブスで配信されました!

その昔、HYPERプレイステーションREMIXという雑誌で体験版をプレイして以来、その異様な雰囲気に惹かれ微妙に気になっていたゲームです。

本作は外国人が想像したような『ちょっと間違った和風テイスト』がふんだんに盛り込まれており、またプレイヤーを飽きさせない演出も多い3Dアクションゲームとなっています。

洋ゲーっぽい雰囲気があるけれどちゃんと国産のゲーム。
「銃と刀で立ち回るアクション」『リザルトではいかにセクシィかつカッコ良く立ち回ったかも評価』『ハッスルタイムに突入すると主人公が高速化&必殺技使い放題』などなど、あの『デビルメイクライ』に先駆けて搭載されたシステムも多いゲームです。

『デビルメイクライ』は二番煎じだったんだよ!

【公式サイト】(WEBアーカイブ)

セーブ周りのメモ

ちょっとセーブ関連が分かりにくかったので個人的にメモ。
・オートセーブは全ステージクリア後、ゲームオーバー後、ソフトリセット後に記録される。
・ソフトリセットはL1+R1+セレクト+スタートで行える。
 途中でやめて記録したいときはステージクリア後にソフリセすればOK.


~プロローグ~

大開拓時代アメリカ。
主人公ジョニーは、西武最大の金鉱地帯から少し離れた田舎町でヒーローを夢見、保安官見習いをしていた。事件らしい事件もない小さな田舎町に、あるとき、行方不明者がここ数ヶ月で何人も出ている渓谷がある、という噂が届いた。
ジョニーは、その噂に悪の匂いを感じ、俺の出番だとばかりに渓谷の調査に向かった。しかし意外にも、渓谷は静寂に包まれていた。見晴らしの良い場所に立って見てみたが、特に異常は無かった。
「俺様の出番はなしか」とつぶやいたその時、突然馬がドウッと倒れた。馬から離れ構えるジョニー、その前に見たこともない格好をした者たちがどこからともなく現れ襲いかかってきた。

「多勢に無勢、ここを乗り切ってこそヒーロー。やってやるぜ!!」
吠えるジョニー。彼らの攻撃に何とか応戦する。
しばらくすると敵の攻撃がやみ、それまでの者とは明らかに出で立ちも殺気も違う奇面の男が現れた。
「どうした!おしまいか?かかって来やがれ!」
そう言い放つとジョニーはひるむことなく父の形見の拳銃を連射した。
彼の頭の中はこの戦いに勝ち、渓谷に平和を取り戻したスーパーヒーローとして名を轟かせることで一杯だったのだ。
だがジョニーの夢を乗せた弾丸は、標的に届く直前に全てあらぬ方向へとはじかれていった。
何が起きたか分からないジョニーを奇面の男から放たれた閃光が覆う!
身をひねり閃光をかわそうとしたが、顔をかすり、十字の血しぶきが飛び散った。
目の前を赤く染めたジョニーは、そのままバランスを崩し、深い谷底へ落ちてしまう…

激しい痛みが体中を襲い目が覚めた。
谷底で瀕死の重傷を負ったジョニーは、ジパングからこの地に住み着いたスズキに助けられ九死に一生を得たのだった。
スズキはジョニーの無き父ケヴィンと大の親友であった。事の成り行きをスズキに話し、彼らに勝つために、ヒーローになるために、以前聞いたことのあるジパングの刀術を教えてほしい、と懇願する。
話を聞いたスズキは、彼らが、最近、ジパング中を席巻している暗殺団であり、アメリカの侵略をも企てているのだ、と悟った。ジョニーをみすみす死なせるわけにはいかない。
スズキはそう考え、ジョニーの願いを受け入れた。
数日後…。やっと動けるようになったジョニーとスズキは修行のためジパングへと向かう。

月日は流れ、彼はジョニーという名を捨てジパングで『斬』と改名し修行に励んでいた。厳しい修行の末ついに刀と銃の両方を使う[俺流]の「生涯無敵流」を開眼。そして自らを「スーパーウルトラセクシィヒーロー斬」と名乗り、悪を倒してその名を轟かせるために、生まれ故郷の西部に戻る。


【主題歌(映像は昔体験版にも収録されていたプロモーション版)】

影山ヒロノブの熱い歌声と歌詞がゲームの作風と非常にマッチしている

【海外版主題歌】

バカゲーに見えない…けども途中の空に浮かぶスズキの顔に吹きそうになる

~アクション~
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基本的には右手の刀、左手の銃で攻撃。銃は無制限に打ち放題です。
また、コマンド入力を行うとライフゲージの右側にある『スピリッツゲージ』(時間経過で回復)を消費して強力なコマンド技を放つことも可能です。

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(銃のコマンド技以外)発動中は無敵。
これを利用した『コマンド技→逃げる』といったチキン戦法はわりと強力

また、ゲーム中に敵を倒したり、町の人を救出したり、『漢(おとこ)イベント』を成功させると、画面左上のヒーローポイントが溜まっていきます。

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全ボタン連打&方向キーぐりぐりを要求される漢イベント。PSPだとL2&R2の連打がツライ
(この2ボタンは捨てても十分間に合いますけど)

このヒーローポイントを消費して『ハッスルタイム』を発動すると、斬の移動速度、攻撃速度が急上昇!コマンド技も出し放題というパワーアップタイムに突入できます。

また、各ステージではボス撃破後の最後の最後に『トドメ・ファイナル』というイベントがスタート。

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まず最初に全ボタン連打&方向キーぐりぐりを行なって(PSPだとL2&R2の連打が(ry)、コインを高く打ち上げ、そのコインが落ちるまでの間にボスに対してできるだけ多くの攻撃を決める!
与えた攻撃のダメージが大きいとそれだけリザルトでも高評価につながります。
コマンド技をバランスよく使うのが高く評価されるコツ?

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PSPだとボタン配置の関係でここで高評価を獲るのが難しい…

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『ウルトラセクシィヒーロー』、『セクシィヒーロー』を獲ると、
高評価の証明に『ヒーローバッジ』が贈られる

この豊富なアクションを使いこなし、悪の暗殺集団『邪火龍(ジャッカル)』を叩き潰すのだ!

~演出~
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映画のように日本語字幕付きで展開されるムービーシーン。
しかし音声では『ゴワスゴワスゴワス!』としゃべるだけ。大多数の敵が終始こんな感じ


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刀を回して飛距離を伸ばす二段ジャンプ

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タイミング良く爆弾を打ち返すバッティングセンター的なミニゲーム

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囚われているのは何故かカウボーイハットにトランクス一丁のおっさんのみ。

この特異な雰囲気と前述の特殊なアクションが合わさった不条理な内容が本作、『ライジングザン』の魅力なのです。

~隠し要素~
■初音を使用する

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高評価を獲るとリザルトで貰える『ヒーローバッジ』を12個集めると使用可能。
ゲーム中のムービーシーンも変化するので要チェック(斬に比べてムービー数は少ないですが)。
もしくは、『タイトル画面で「PUSH START BUTTON」と表示中に「↓+L2ボタン+R2ボタン」を押しながらスタート』を入力することでも使用可能。

コマンド技

怒雷武蹴り ←・→+×ボタンor→・←+×ボタン
刃裏剣蹴り ↓・↑+×ボタン

コンボ

雪崩四連衝 ××××
舞姫六衝  ×□×□×□


初音は二段ジャンプが行なえないので、一部の敵の技を避けるのがちょっと難しくなります。

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二段ジャンプがない分一部ステージでは足場が増えたりといった変化もある


■難易度追加

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難易度ノーマルをクリアすると難易度ハードが、そしてハードをクリアすると難易度エキスパートが追加される。
どちらも全ステージをクリアする必要はなく、『FINAL IMPACT』をクリアすれば解放される。
ハードでは敵ライフが1.3倍に、攻撃力が1.5倍になる。
エキスパートでは敵ライフと攻撃力が1.5倍に、さらに敵の攻撃をガードしても50%のダメージを受け漢イベントの難易度も上昇。さらにアイテムもほとんど出ないモードとなる。

■最初から全ステージをセレクトする

タイトル画面で「PUSH START BUTTON」表示中に「↑+L1ボタン+R1ボタン」を押しながらスタートする。
成功すると「YEAH-!」というボイスが聞こえる。

■本気(マジ)モードでプレイ

ゲームを一度全クリした後、IMPACTセレクト時に「L1ボタン+L2ボタン+R1ボタン+R2ボタン+△ボタン」を押しながらスタートする。
「ICHIGEKIHISSATSU(一撃必殺)」というボイスが聞こえると成功。

■常にハッスルタイムでプレイする

ゲームを一度全クリした状態で、IMPACTセレクト時に「L1ボタン+L2ボタン+R1ボタン+R2ボタン+□ボタン」を押しながらスタートする。
「HUSTLE TIME!」という声が聞こえれば成功。

~感想~
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カメラワークにやや難があり、最初は敵に攻撃を当てる所作に戸惑うかもしれませんが、十分に慣れる事が出来る範囲だと思います。
敵として登場するゲイシャカブキニンジャなどの妙な和風テイストのキャラ造形は今見てもそうとうなインパクト。
バカゲーとしてのノリは最高で、アクションゲームとしての出来も結構な水準となっています。
超おススメの一作。

残念なのは、この作品、明らかに敵組織との決着がつかずに終了してしまう点。
結局邪火龍の首領『邪火龍帝』とはケリがつかないのです。
同社のPS2ソフト、『クールボーダーズ:コードエイリアン』という作品のアンケートには『「ライジング・ザン」の続編が出たら買いますか』という項目があったらしく、『倒産さえしなければ2の可能性があったのでは?』という話もちらほら。

現在、ライジングザンのメインプランナーであった須永誠氏が設立した『スタジオ斬』が版権を持っているようなので、何らかの形で続編を…!

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~おまけ~



  
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