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30 2011

ロブ・リーガー/エミリー・ザ・ストレンジ VOLUME1

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「みなさん、注目~!
 ポジティブな退屈パワーによって,
 見たこともない退屈の深淵にたどり着けるのよ!
 必要なのはちょっとしたテクニックだけ.
 退屈の地獄の底の旅について教えるわ.」



エミリー・ザ・ストレンジ(Emily the Strange) は、
アメリカ、サンフランシスコのアーティスト集団コズミック・デプリのバズ・パーカーが創作したキャラクターである。
しばしばエミリー・ストレンジ(Emily Strange)と表記されることがある。
当初、ステッカーのキャラクターとして発売されたが後に、衣服、バッグ、スケートボード、絵本などが発売されている。
また、20世紀フォックスが映画化を発表している。


◆収録作品

2005年08月:Issue #1 The Boring Issue
2005年12月:Issue #2 The Lost Issue
2006年09月:Issue #3 The Dark Issue


◆LOST,DARK,&BORED
エミリーというキャラクターは黒い瞳と長い黒髪、そして黒い服に黒いタイツ、白のメリージェーンシューズを履いているのが特徴の13歳の少女。
取り巻きに4匹の黒猫(ミステリー、サバス、マイルズ、ニーチー)がいます。

2003年ごろ、宇多田ヒカル「エミリー・ザ・ストレンジ」という海外絵本を翻訳した事により、
日本で『流行りそうだった』このキャラクター。
結局はちょっと話題になっただけでそのまま落ち着いてしまった感じです。
ちなみにその翻訳された絵本は誤訳や原書の言葉遊びの妙を削ぎ落としたものとなっており、あまり評判は良くないようです。

で、日本ではすっかり話題に乏しくなってきた2009年唐突に翻訳されたこの『エミリー・ザ・ストレンジ VOLUME1』
かなり翻訳に力の入ったコミックとなっており、原書の手書き文字をわざわざ手書きで日本語に変換するだけでなく、
背景の文字や効果音、ちょっとした描き文字まで手書きで日本語に変換しています。

マリリンマンソン_convert_20111030211406
マリリン・マンソンとのコラボ。マンソンのパートは本人が描いている

話は基本的に全編通してダークで不思議かつシュールな世界観で展開。
ブラックユーモアも盛り込んだコミック。

エミリー1_convert_20111030213359
退屈な日常に刺激を与えるため、『ストレンジ・ソース』を食べ物に混ぜて人々を化け物に変えるエミリー

エミリー2_convert_20111030213418
キーボードに『ストレンジ・ドリンク』をこぼしてしまい電脳の精神世界に入り込んでしまうエミリー
本書の尖ったセンスのアートは眺めていて面白い。

退屈な日常を壊していくというパンクな物語ですが、
個人的に読み終えてから持った感想は、『ゴスのアンチヒロイン "エミリー・ザ・ストレンジ"見て楽しむのがメインなのかな』といった感じでした。
本来様々なグッズに用いられるマスコットキャラなようですし。
自然体でワルい事をやらかすエミリーを見て、さらにクセのある言い回しブラックユーモア溢れるお話も楽しむというような作品です。

エミリーというキャラが好きなら勧めたい一作。
そのうち2巻以降も刊行されるのかなぁ?

◆映画版について
エミリーの映画版の制作が2005年に発表され、しばらく音沙汰がなかったのですが2008年にプロジェクト再始動の告知が。
そんでもって去年エミリー役がようやく「キック・アス」クロエ・モレッツ決まり
2013年公開に向けてようやく色々動き出してるみたいですね。
何でこんなに時間がかかっているのかよく分からないんですけど。

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