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17 2011

ジェフ・ジョーンズ&アイヴァン・リース/グリーンランタン:シークレットオリジン

グリーンランタンシークレット_convert_20110916130304

「ジョーダン、自分の足で立つのだ…」
「リング抜きで、自分が何者か見せてみろ!」


我が光、グリーンランタンの光を!

銀河の守護者として復活を果たす遥か以前…
彼、ハル・ジョーダンは翼を失くしたテスト・パイロットだった。
だが、その失意の日々は、
死に瀕した異星人アビン・サーよりパワーリングを手渡された瞬間に、一変する事になった!


◆収録作品

2008年03月:Green Lantern Vol.4 #29
2008年04月:Green Lantern Vol.4 #30
2008年05月:Green Lantern Vol.4 #31
2008年06月:Green Lantern Vol.4 #32
2008年07月:Green Lantern Vol.4 #33
2008年08月:Green Lantern Vol.4 #34
2008年09月:Green Lantern Vol.4 #35


◆SECRET ORIGIN
本書、『グリーンランタン:シークレットオリジン』主人公、ハル・ジョーダンがグリーンランタンとなるオリジンを描いた作品です。
といっても、グリーンランタンは1959年から続いている長寿作品なため、既に何度かオリジンの刷新が行われており、現時点で"最新"のオリジンが邦訳されたといった感じです。

つい最近DCコミックスの多くのタイトルが刷新されてまた#1からスタートしまくっており、そのタイトルの中にはグリーンランタンも含まれているので、いつかまたテコ入れでオリジンが変更される日が来るのかもしれませんが。

まあそれはそれとして
このシークレットオリジンは現在公開されている映画『グリーン・ランタン』原案にもなった作品です。
僕は映画を見た後に本書を売店で購入したのですが、映画のわりと明るくアツい内容とのギャップに驚きましたね。
軋轢_convert_20110916231332
ヒーロー物なのに、
ストーリー序盤はハルのすさんでいる日々や、
家族との軋轢などが描かれ続けるんですもん。

空軍から不名誉除隊されたり常日頃から気ままに生きてきたがために家族(兄のジャック)との絆がずたずたになったりとなんかもう散々です。

しかし、そんな日々が続いたある日、ハルはリングに選ばれ、息を引き取ったグリーンランタン、アビン・サーの任を引き継いで人間初のグリーンランタンとなるのでした。

この辺の流れは人生の転機が訪れたって感じがしてなかなか良いです。
ランタンコーズ_convert_20110916232855
惑星オアに呼び出しをくらって戦闘訓練。
個性的なメンツが集う、他のグリーンランタンの姿も拝めます。
主人公のハルもいいけど彼らの活躍するストーリーももっと読んでみたい。
本書では基本的に顔出しに留まっています。

きれいなシネストロ_convert_20110916232930 そして最高のグリーンランタン、
シネストロも登場。
後にグリーンランタンの敵となるキャラクターですが、本書ではグリーンランタンとして活躍するきれいなシネストロの姿を拝めます。

過去に翻訳された『グリーンランタン:リバース』ではもう完全に敵キャラ(ライバルキャラ)として登場してたので公開された映画での役どころや、本書でハルと共闘する姿を見れたのはなかなか新鮮でした。
というか何故彼がグリーンランタン達を裏切るに至ったのか気になるほどの描かれっぷりです。
うーん気になる。リバースに書いてあるシネストロの解説だけじゃ物足りない。

sinestro-green-lantern-2011-movie-still.jpg
映画のシネストロの驚異的な再現っぷりも要チェック。

◆感想
グリーンランタンの第一話として楽しむ事の出来る作品と言った印象でした。
最近映画を見た影響でつい映画版交じりにレビューしてしまいましたけど。
「ああ、このシーンを映画ではこうアレンジしたんだなぁ」という風に読んでた感じです。

基本的な設定や世界観は本書でだいたい説明されているんじゃないでしょうか。
様々な人間ドラマや白熱の戦闘シーンのバランスも良いです。

黄色の物体に弱いといった弱点の話やこの後におこる事件の伏線、宿敵・へクター・ハモンドがサイキックパワーを得る経緯、そして全宇宙の守護者・ガーディアンズイヤな上司っぷりなどオリジンの刷新にあたって過去作とつじつまが合うように小ネタを挟みつつ様々な描写を含めていき、綺麗にまとめて終了します。

小冊子の解説はその辺の伏線なども解説しているので安心。

正直初邦訳はコッチを選んでくれてたほうがまだ『リバース』が読みやすかったような気もしますわ。
映画のほうは続編の可能性があるので、まだまだ何かしら邦訳されるかもしれませんね。
個人的にはせっかくリバースを翻訳したんですから、
Sinestro+Corps+War_convert_20110917001008.jpg
コロンビアシネストロコーズウォーと…

The+Blackest+Night_convert_20110917001020.jpg
ブラッケストナイトを邦訳してリバースから続く三部作を読ませて欲しいです。是非。

アラン・スコット_convert_20110916232804_convert_201109170028
後、初代グリーンランタンの話も読んでみたいですね。本作では解説で微妙に触れられただけの存在ですが。
今グリーンランタンが熱いので初代も気になってきました。
ぶっちゃけ設定からまるまる異なるキャラクターなんで、後付け設定で交流が出来た以外は全然接点が無いんですけど。

『グリーン・ランタン/グリーン・アロー』
も過去の名作としてチェックしておこうかな。
財布がクライシス寸前ですが。

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2 Comments

久仁彦  

シークレットオリジン熱かったですね。
リバースだけだと「黒幕らしいけど何だかよく分からないおっさん」レベルのシネストロさんが
カッチョいい師匠キャラとして描かれていて大変楽しめました。こちらから翻訳出せばよかったのに…。
「グリーンランタン/グリーンアロー」も面白いですよ。こちらでのシネストロはヴィランその1扱いで色んな意味で泣けますが。

映画は私も観ましたが「オアとシネストロは凄くイイネ!」とだけ。
しかしライアン・レイノルズってあんなビリー・ヘリントン似だったっけな…。

2011/09/18 (Sun) 22:02 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん

いやほんと「こういう作品があるならこっちから邦訳したらええやん!」と思いました。
でもやっぱり映画公開前というタイミングを狙ったほうが手に取る人は多そうですね。
映画と本書で二度かっこいいシネストロが拝めて良かったです。
(まあ映画での出番は少なかったけど…)

>「グリーンランタン/グリーンアロー」も面白いですよ。
『グリーンランタン/グリーンアロー』は「これ選ぶとか小プロには相当なアメコミマニアが絶対いるだろ…」とか何とか言われているんでこれまた気になってる作品です。
大ボリュームでかなり読み応えがありそう。

>しかしライアン・レイノルズってあんなビリー・ヘリントン似だったっけな…。
え~そんな似てます~?外人の顔は皆一緒に見えるとかいうアレじゃ……あ、似てるわ。
パンフのインタビューで使われてる写真は特に似てるわ。

2011/09/19 (Mon) 01:17 | EDIT | REPLY |   

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