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21 2017

40歳の童貞男

40歳の童貞男予告編40歳の童貞男
【原題】The 40 Year Old Virgin 2005年【米】


「600万ドルの男」の上司のフィギュアと「エイジア」のフレーム入りポスターとテレビゲームに囲まれた部屋で、今年40歳になるアンディのいつもと変わらない1日が始まった。几帳面に身支度を整え、自転車で家電量販店に出勤。彼は販売員ではなく、あまり人と接することのない地味な商品管理の担当だった。まわりからは退屈な奴だと思われても、TVで「サバイバー」を見ることの方が大切なアンディにとっては、それが充実した日常。しかしその夜、小さな“事件”が発生。それが彼のオスのDNAを無理やり目覚めさせることになろうとは……。
珍しく仕事仲間からポーカーに誘われたアンディ。テーブルの上を飛び交うのはカードとチップだけでなく、下ネタの応酬だった。順番に“生涯最も下品な体験”を話し、次はアンディの番。そこで彼は女性のバストのことを、「まるで砂が詰まった袋みたいな触り心地だった…」と言ってしまう。その一言に凍りつく仲間たち。「まさかお前、童貞なのか!?」、「いや初体験は10歳で…」、「なるほど童貞だったのか!お前のムスコはオレが世話してやる!」――そして翌日から、デビッド、ジェイ、キャルの悪友3人組による、アンディのロスト・ヴァージン作戦が始まった。
バーでナンパの手ほどきをされたり、様々な経験談を聞かされたりする毎日。アンディは女性を崇高なものと考えているのが問題らしい。ところがそんな時、意外な出会いが訪れる。向かいの店でネット競売の仕事をしているトリシュがアンディの店にやって来た。決して若くはないけれど、落ち着いた雰囲気と大きな優しさを感じさせる彼女の瞳。もしかして、これが一目惚れ?セールスが苦手なアンディにしてはいつになく会話が弾み、最後には何と電話番号ゲットする。そんな彼の姿を例の3人組が見逃すはずはなかった。レッスンは次のステップへと進み、脱毛によるボディケアと、クール&エロな会話を実践。しかし、デート大会に参加して1時間に20人の女性と話しても、トリシュを電話でデートの誘う勇気が沸いてこなかった。
「セックスがヘタだと嫌われる」、「愛のパンドラの箱を開けるためにAVを見まくれ」と言われながら、やっとのことでこぎつけた初めてのデート。2人にとって楽しい時が流れ、いよいよベッドへ……。ところがその時、彼女の娘が部屋に入ってきてしまう。初体験はおあずけで最悪の夜。しかしこの日を機に、アンディとトリシュは何でも話せる益々いい関係になっていった。トリシュは子供が3人いることを告白し、アンディは…「自分が童貞である」ことだけは、どうしても伝えられない。そしてトリシュから素晴らしい提案が。「これからもデートを続けるなら、しばらく肉体関係はナシにしない?」――自信のないアンディはもちろん大賛成。普通の男なら3回目のデートで、「体で愛を表現したい」と言うところだが、2人は20回目まで我慢することにした。それまでに女性経験を積んでおくのか?それともセックスより愛を深める道を選ぶのか?16、17、18…幸せいっぱいのデートは回数を重ね、アンディにとってついに“その時”が近づいてきた…。

人気俳優スティーブ・カレルが主演の下ネタラブコメディ映画。本作のアイディアはスティーヴ・カレルが即興コメディ・グループ「セカンド・シティ・シアター」にいる頃に生まれたもので、その後『俺たちニュースキャスター』の撮影で本作の監督であるジャド・アパトーと出会い“40歳でまだ童貞の男”という内容の映画化を相談。2人でユニバーサル映画にこのプロジェクトを持ち込み、なんとわずか1週間でスタジオから撮影許可が出たのだとか。
ちなみに当初日本では公開予定が無かったんだけれど、ユニバーサルの宣伝部らなどの要望でユナイテッド・シネマとしまえん等にて小規模ながら公開されたとの事。

バンバン下品な言葉や演出が飛び出す映画だけれども、基本的には「人生の中で愛と幸せを求める姿を描いた」ハートフルな内容です。
映画の冒頭から「いい年して性体験がろくにない結果友人のエロ話に全然対応できない」という主人公アンディの画がぶっこまれてて、そのしどろもどろした言動もやたらリアルでなんというか見ていてとてもつらい。
コンドームの付け方も分からず、とりあえず腕につけて「アクアマンだ…」とか言い出すシーンは吹いたけど切なくもある。
でもそんなアンディを弄りまくりはするもあの手のこの手で童貞卒業させようとフォローしてやる同僚たちの姿にはほっこり。

タイトルのインパクトがすごいけれども童貞をバカにしてネタにしまくる映画ではなく、過去の恋愛での失敗が原因でうまく女性と向き合えないアンディのために献身的に動いてくれる人々の支えもあり、彼自身も己を変えようと必死に努力する姿を丁寧に描いている、なんだかんだで真面目な要素が強いハートウォーミングな一作です。
まあそれでも下ネタ要素が強すぎて人と一緒に鑑賞するのはちょっとツライのは確かだけど!!

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