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02 2017

スーサイド・スクワッド

スーサイドスクワッド予告編スーサイド・スクワッド
【原題】Suicide Squad 2016年【米】


迫りくる世界崩壊の危機を前に、政府はある決断を下した。バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑となったヴィラン(悪役)たちを、減刑と引き換えに自殺に等しい任務を強制する集団スーサイド・スクワッド(自殺部隊)へ入隊させるのだ。こうして、情に厚い凄腕暗殺者デッドショット、狂気の道化師ハーレイ・クイン、軍人リック・フラッグ、地獄の炎を操る小心者エル・ディアブロ、必殺縄師スリップノット、ブーメラン使いキャプテン・ブーメラン、唯我独尊を貫く女侍カタナ、魔女エンチャントレス、ウロコに覆われた怪力男キラー・クロックという強烈な個性が揃った寄せ集めの最狂チームが誕生した。
思いがけず“正義のヒーロー”を任された彼らは、世界を救うことができるのか!?

***

同名のDCコミックスを原作とした、DCコミックスの実写映画の並行世界『DCエクステンデッド・ユニバース』第3弾となる一作。
スーパーヒーロー映画でありながら、主役となるのはヴィラン達というなかなか尖った作りが魅力。
マーゴット・ロビーが演じるハーレイ・クインを筆頭に、コミックから抜け出たようなヴィラン達のビジュアルはもう完璧だと思う。冒頭の各ヴィランのオリジンだったり投獄されるまでの経緯をテンポ良く描くシーンも結構満足度高かったり。
それでいて原作のイメージを壊してきた、ジャレット・レドが演じるアブないチンピラ風味のジョーカーのビジュアルもかなりツボ。

ただあの『ボヘミアン・ラプソディー』に合わせて映像をつなぎ合わせたダークでポップな予告編『どおり』なストーリー展開は確かに賛否が別れるのも納得。あらすじや設定を見て暗くてエグみのあるストーリーを期待して本作を鑑賞するとまず間違いなく肩透かしを食うはず。
あれだけ狂人っぷりをプッシュしておいていざ本編が始まると悪党たちはわりと良い子ちゃんだったり、いつの間にか信頼関係が生まれて結構仲良くなっていたりと思いの外殺伐感が無い。指揮官のアマンダに逆らおうとすると首元に仕込まれた自爆装置が作動するというなかなかにハラハラ物な設定があるのに、ストーリーが進むにつれてだんだんその辺の緊張感も薄れてくるのがもう……
スーサイド・スクワッドは基本アマンダやその部下リックのうかつな行動の尻拭いばかりさせられてカタルシスを感じにくい展開もつらい。もっと悪党らしい『悪ノリ』を見たかったなぁ……予告編でも見れるハーレイの堂々とした万引きシーンぐらいじゃなかろうか悪党らしかったの。

そんな内容だけど名シーンはすごく多い!中身どうこうじゃなくイカしたシーンの詰め合わせ集的な感じがあった。ジョーカーとハーレイの極悪カップルっぷりを実写で要所要所で拝めるってだけでもコミックでのジョーカー&ハーレイファンは見る価値があると思う。
ビジュアル面は間違いなく最高だったし、深く考えずに見る分には十二分に楽しめる映画だったよ!

  
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