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ブライアン・リード&マイク・ウィーリンゴ他/Ms.マーベル:シビル・ウォー

ミズマーベルシビル・ウォー表紙
『美しすぎるこの景色…とても平和…
 叫び出したくなるほどに。
 私が外宇宙を好きな理由の一つは、誰もいないからよ。
 ここまで孤独だと、自分が人間かも怪しくなってくる。
 宇宙は美しい。美しいけれど、逃げ道でもある。
 私は二度と…何からも逃げたりしないわ』

WHOSE SIDE ARE YOU ON?

アイアンマン率いる超人登録法賛成派の中核を担うMs.マーベル。
軍人でもある彼女は、自分に与えられた命令の速やかなる遂行を第一に考えてきた。

その点においては、今回のシビル・ウォーもこれまでの戦いと何ら変わるはずがない……そう思っていた。

しかし、かつての戦友を狩り、無垢なる若手を欺く毎日に、彼女の信念は揺らぎ始める。

自分は何をやっているのか?

そんな時、彼女の決意をさらに揺るがす事態が…。

マーベル最強のヒロインであるMs.マーベルの苦悩の日々を綴った異色作。

君はどちらに付く?


◆収録作品

2006年10月:Ms. Marvel Vol.2 #6
2006年11月:Ms. Marvel Vol.2 #7
2006年12月:Ms. Marvel Vol.2 #8
2007年01月:Ms. Marvel Vol.2 #9
2007年02月:Ms. Marvel Vol.2 #10
2007年03月:Ms. Marvel One-Shot


◆関連作品過去記事
【シビル・ウォー】

◆映画化とMVC新作参戦で注目度が上がっているMs.マーベル主役のタイイン!
シビル・ウォー・クロスオーバー第3期もいよいよ終わりに近づいてきましたね……
今度のタイインはMs.マーベル!彼女の個人誌第2シリーズからの邦訳となります。
キャロル・ダンバースが活躍するMs.マーベルの邦訳は40年以上前に光文社から刊行されて以来の久々っぷり。

光文社ミズ・マーベル表紙
今現在は入手困難な邦訳本

ただマーベルを代表するスーパーヒロインなだけあってニューアベンジャーズ関連の邦訳やら何やらで出番は多かったので、彼女の活躍自体は結構日本語で拝めてたりするんですけどね。
とはいってもやはり個人誌の邦訳はすごく貴重!
それじゃあさっそく本編のあらすじを。

◆UNE VIE
ワンダーマンことサイモン・ウィリアムスとコンビを組み、未登録のヒーローを捕らえる任務に従事するMs.マーベルことキャロル・ダンバース。
二人は任務後ふと立ち寄った飲食店で食事にしようとした矢先に強盗騒ぎに巻き込まれるのだが、そこで偶然人々を救おうと変身した10代の少女、アサーナことアーニャ・コラソンに遭遇するのであった。
すぐさま彼女をシールドで保護し、登録法の重要性を説いて平和的に登録ヒーローにする事に成功したMs.マーベル。

その後、Ms.マーベルとワンダーマンはアサーナの訓練も兼ねて非登録のヒーローを捕らえる任務に彼女を引き連れていく。
登録済みでありながら非登録ヒーローの逃走を手助けした罪があるアラクネことジュリア・カーペンターを捕らえるため、Ms.マーベルとワンダーマン、そしてアサーナはシールドの兵士とともに彼女の実家を急襲する。
そしてシールドは徹底的に抵抗するアラクネと、母が襲われる姿を見て必死にすがろうとする彼女の娘、レイチェルの二人を容赦なく引き離すのであった……

容赦なく二人を引き離す

「悪い人間にはなりたくないし、人を助けたい。正しい事がしたいの。でも今日のアレは違うよ」
かつて幼い頃に母が居なくなった経験を持つアラクネは任務後Ms.マーベルにそう話して泣きじゃくった。
任務に対しベストを尽くしたという自負はあるMs.マーベル。
しかし子どもの目の前で親を奪ったという事実が彼女の心をかき乱すのだった。

やりきれない気持ちを抱えながら帰宅するMs.マーベルであったが、自宅ではX-MENのメンバーであるローグが彼女を待ち受けていた。
そして、「突如もう一人のMs.マーベルがこの世界に現れた」という不可思議な事件の解決に当たることとなってしまう……

もう一人のMsマーベル

◆感想
アラクネとその娘を引き離したこと、そして若手ヒーローであるアサーナの姿を見てヒーローとしての在り方に苦悩するMs.マーベルの姿は実に印象的な1シーンでした。

でも後半からは急にX-MENとの出会いを経ることなく、自身の地球が消滅し、失意のまま様々な並行世界を渡り歩いてその世界のキャロルとローグを始末して回る並行世界のMs.マーベルとの戦いのストーリーにシフトしていくため、「うん?」って感じの内容に。
まあ#9-10はシビル・ウォーのタイインじゃあないからアレなんだけど……

それに結局Ms.マーベルはシビル・ウォー本編を見ての通り最後まで賛成派として戦いに参加しちゃうし、その後もアイアンマンの元でマイティ・アベンジャーズとして活躍しつづけるわけだから、このタイインで描かれる彼女の葛藤は何だったんだろうって思わなくもない。未邦訳部分で何かしら心情は描かれたんだろうか。

最後に収録されているのはこれまたシビル・ウォーとは無関係のワンショット。ニューヨーク公共図書館内でかつてキャロルが執筆した『バイナリー』というSF小説の世界が作り出されてしまうというお話。
本を音読することでその世界を創造できてしまう能力を持つ少年・ギャビンがキーマンとなるエピソードであり、今後のMs.マーベルのストーリーに関わってくるだろう重要な内容なんですが、今後わざわざ第2シリーズの邦訳が出るとも思えないので彼はよく分からない存在のまま終わってしまうのであった(無慈悲)。
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