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ジェフ・ジョーンズ&ジェイソン・ファボック他/ジャスティス・リーグ:ダークサイド・ウォー 1

ダークサイドウォー1巻表紙

「ダークサイド?ふっ。我が望みは奴との戦争だ。奴の死がすべての鍵となる。
 メトロン、しかと見よ。新しき神ニューゴッズの時代は終わり……反神アンチゴッドの時代が始まるのだ!」


地球邪悪な神々戦場と化す!

史上最悪の破壊神であるアンチモニターが、
そのパワーに匹敵する唯一の存在・ダークサイドと激突。
その戦場として選ばれたのは地球だった――。
神々の戦争によって世界が破滅するのを防ぐためには、
ニューゴッズの秘密を探り出し、
アンチモニターの正体や二人の関係を知る必要がある。
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンをはじめとする
ジャスティス・リーグは、ミスター・ミラクルと協力し、
きたる流血を阻止しようとする。
しかし、最強の邪神たちによる戦いの前では、
地球一のスーパーヒーローですら
地球を救えないかもしれない……。


◆収録作品

2015年05月:DC Sneak Peek: Justice League
2015年06月:Justice League Vol.2 #40
2015年08月:Justice League Vol.2 #41
2015年09月:Justice League Vol.2 #42
2015年10月:Justice League Vol.2 #43
2015年11月:Justice League Vol.2 #44


◆関連作品過去記事
【クライシス・オン・インフィニット・アース】
【フラッシュポイント】
【ジャスティス・リーグ:誕生(The New 52!)】
【ジャスティス・リーグ:魔性の旅路(The New 52!)】
【ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃(THE NEW 52!)】
【シャザム! :魔法の守護者(THE NEW 52!)】
【ジャスティス・リーグ:トリニティ・ウォー(THE NEW 52!)】
【フォーエバー・イービル(THE NEW 52!)】
【ジャスティス・リーグ:インジャスティス・リーグ(THE NEW 52!)】

◆The age of the New Gods is about to end. And the age of the Anti-God will begin.
ニュー52にてスタートしたジャスティス・リーグ第2シリーズのストーリーもいよいよ大詰め……
ニュー52版ジャスティス・リーグを締めくくる最後のエピソード、『ダークサイド・ウォー』がついに翻訳!

ジャスティス・リーグのストーリーはダークサイドとの戦いで幕を開けましたが、その最後のストーリーもダークサイドとの戦いで締めくくられるとはなんとも感慨深いものがある。
しかもそれだけでは終わらず、1985年の一大クロスオーバー『クライシス・オン・インフィニット・アース』にて初登場し、様々な並行宇宙を消滅させてきた破壊神『アンチモニター』までもがこのニュー52世界に登場!かつてない壮大なスケールの戦いが幕を開けるのだった!
『フォーエバー・イービル』のラストで登場する伏線が張られてはいましたが、いよいよもってストーリーに本格的に絡みだしたのでこれはもう否が応でもテンションが上がる。
アンチマター・ユニバースのアンチモニターと、惑星アポコリプスの支配者ダークサイドが互いに戦争を起こし、決戦の舞台に地球を選択したという、神々の喧嘩で地球がヤバイという内容。

アンチモニターVSダークサイド
二人がぶつかり合うだけでその衝撃で周囲にいる互いの兵士が盛大に吹き飛ばされる
とてもじゃないがこの戦闘にまともに介入できそうにないジャスティス・リーグ
彼らにとってはジャスティス・リーグの存在など虫ケラ以下なのである(サイボーグ談)

それだけでなく、作中では『クライシス・オン・インフィニット・アース』、『ゼロアワー』、『インフィニット・クライシス』、『フラッシュポイント』、そして『ニュー52世界の誕生』と、単一世界や多元世界、そして時間軸の修正が何度も行われてきたことがDCユニバースの半神存在「ニューゴッズ」の一人であり、全宇宙で起こる全事象を観察してきたメトロンによって語られたりと、ニュー52世界だけに留まらずリランチ前の世界での出来事にまで言及されるというのがまたスケールの大きさを感じさせる。
んでもってメトロンによると、何度も宇宙が破壊され再生を繰り返してきた結果、「次クライシスが起これば今度こそ現実が消滅する」という深刻な事態に陥っているんだとか。

ダークサイドの謎の企みを止めるため、ジャスティス・リーグの協力を仰ごうとする惑星ニュージェネシス出身のミスター・ミラクル、父親を殺すためにアンチモニターに協力するダークサイドの娘グレイルなどなど登場キャラクターも多く、「神々の戦争という規模の大きすぎる戦いのせいでジャスティス・リーグの影が薄くなるのではないか」と思いながら読んでいたのですが、「ある人物の裏切り」により惑星アポコリプスに転送されるルーサーとスーパーマン、図らずも神の力を得て超強化されるジャスティス・リーグのメンバー、そしてその力でアンチモニターの正体を探るバットマンとしっかり皆活躍しており、なにより怒涛の展開が多くて目が離せないのだった。

◆感想
『ダークサイド・ウォー』前編となる本書は、アンチモニターVSダークサイドという戦いが決着した所で終了。
最後に立っていたのは果たしてどちらの邪神なのか……それは実際に読んで確かめてもらうとして、とにかく続きが気になる一冊でした。
まさにこれまでのニュー52版ジャスティス・リーグの集大成というか総決算ともいうべき内容で、最後を飾るに相応しいエピソードに仕上がっているという印象でしたね!

ただニュー52版バットマンの時系列とこの作品の時系列がどういう風になっているのかがイマイチよく分からない事になっているのがちょっとだけ気になる。
作中ではバットマンがメトロンの座っている百科事典的な椅子『モビウス・チェア』に座り、全事象の答えを知る神になるというこれまた壮大な1シーンがあるのですが、その中で「ジョーカーの本名を知って衝撃を受ける」という描写があるんですよね。

神の力を得たバットマン

『エンドゲーム』前の出来事だとすると『エンドゲーム』内の描写と噛み合わないし、『エンドゲーム』後の出来事だと解釈すれば良いんだろうか……でも『エンドゲーム』後だとするとこのダークサイドウォーで普通にバットマンとして戦いに参加してるのはこの頃のバットマン誌の展開とこれまた噛み合わないんだよなぁ……まぁ深く考えるのはよそう。
解説によると『スーパーマン』誌とか『グリーンランタン』誌とかも噛み合ってなかったらしいし、他との整合性がどうこうよりも『ジャスティス・リーグ』の話そのものを楽しむべきなのだ。

ところで解説といえば本書、“ジャック・カービーが手がけてきた『スーパーマンズ・パル、ジミー・オルセン』『ニューゴッズ』『ミスター・ミラクル』『フォーエバー・ピープル』という4シリーズを総称する世界「フォース・ワールド」はマーベルヒーローである雷神ソー達が滅んだ後の世界という裏設定がある”という衝撃的な一文があったのですが、これって有名ネタだったりするのだろうか。
(初めて知ってめちゃくちゃビックリした)

ラグナログ後の世界
『マイティ・ソー:アスガルドの伝説』の「“戦いの終わり!”」より、
予言者ボラがアスガルドが無へと帰す「ラグナロク」とその後再生する文明について語るシーン


ニューゴッズ第1話
『ニューゴッズ』#1冒頭には「Epilogue」と書かれており、
これがマイティ・ソーのラグナロク後の世界である事を暗示しているのだとか

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