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15 2016

ファビアン・ニシーザ&トム・グルメット他/サンダーボルツ:シビル・ウォー

サンダーボルツシビル・ウォー表紙1

「サンダーボルツは過去の罪を償うために再結成したと言っていたな?
 ならば…これは好機だ。スーパーパワーを持つ犯罪者を狩れ」

「捕らえた者はどうする?拘留施設はあるのか?」
「急ぎ、建造中だ。
 だが、もし諸君の活動が施設完成より早ければ拘置も頼むしかない」

「じゃ、俺たちはアルカトラズ・アベンジャーズかい?」
「これは同盟でも友好関係でもない。
 しかし諸君にとっては利益になる話だと思うよ」

「承知した」


WHOSE SIDE ARE YOU ON?

改心を果たしたスーパービランで構成される異色のチーム、サンダーボルツ。

超人登録法を巡るヒーロー達の緊張が高まる中、サンダーボルツもまた激動の日々を過ごしていた。

そして、スタンフォードの悲劇をきっかけに、アイアンマンら登録法賛成派は、貴重な即戦力としてサンダーボルツに接近を図る。

かつて覇を競ったヒーロー達の申し出に、彼らは如何なる判断を下すのか?

異色のシビル・ウォー・タイイン、ついに邦訳!

君はどちらに付く?


◆収録作品

2006年06月:Thunderbolts #101
2006年07月:Thunderbolts #102
2006年08月:Thunderbolts #103
2006年09月:Thunderbolts #104
2006年10月:Thunderbolts #105


◆関連作品過去記事
【シビル・ウォー】

◆元ビラン達で構成された正義のチーム『サンダーボルツ』!!
ヴィレッジブックスの定期購読シリーズ、『シビル・ウォークロスオーバー第3期』、今月の新刊は『サンダーボルツ:シビル・ウォー』!!
『サンダーボルツ』とは更生した元ビラン達が正義の為に政府のエージェントとして活動するという、DCコミックスの『スーサイド・スクワッド』とは違い、本人たちがちゃんと正義に目覚めて悪と戦っている作品です。
まあそれでも元ビランだから色々腹に一物あるヤツがちらほらいたりするんだけども。

リーダーはキャプテン・アメリカの宿敵でもあるバロン・ジーモ(ヘルムート・ジーモ)。
父親である先代バロン・ジーモ(ハインリッヒ・ジーモ)はキャプテン・アメリカの相棒バッキー・バーンズの死の原因を作った張本人であり、この2代目であるヘルムート・ジーモも狂信的な自己優越主義者で世界征服を画策した前科を持っており、復活したキャプテン・アメリカとも何度も対峙してきた男。
前科がデカすぎるのもあってか、サンダーボルツのリーダーに就任していても周囲から完全な信頼は得られていないのが実情な模様。まあ……そりゃ当たり前だよね。
ぶっちゃけヒーロー達の方が行動がビラン染みていたあのシビル・ウォーに、元ビランの集団であるサンダーボルツはどう干渉していたのか!
それではあらすじと感想を。

◆THE LEOPARD CAN CHANGE ITS SPOTS, CAN'T IT?
元ビランで構成されたヒーローチーム、『サンダーボルツ』。
かつてサンダーボルツに潜入したアイアンマンは、チームのリーダーであるバロン・ジーモが本当に更生したという確信を得て、ある任務を依頼する。
それはヒーロー同士の内戦によりスーパービランの活動が活発化したため、彼らを拘束し、かつ登録法賛成派の戦力とするための手助けをしてほしいというものだった。

次々にビランを捕らえて拘置区画に送り込み、フィクサーが作った拘束具で意識を失わせ、チーム加入を勧めるビジョンを誘導する事で戦力を拡大していくサンダーボルツ。

戦力拡大サンダーボルツ

登録法で世間が荒れていく中、リーダーのバロン・ジーモがサンダーボルツを強化していく最大の目的は内戦の終結ではなく、地球征服計画を進めようとしている超宇宙的存在、グランドマスターの野望を砕くためであった。
この最大の脅威に挑むため、バロン・ジーモはヒーロー同士の内戦……シビル・ウォーすらも利用する。
来るべき戦いに勝利するため、ジーモは登録法反対派であるキャプテン・アメリカの潜伏先に現れ、ヒーローも戦力として取り込むために『ある取引』を持ちかけるのであった……

特製のキーを進呈しよう

◆感想
サンダーボルツの本筋をやりつつシビル・ウォータイインも兼ねたストーリーが展開されていくんだけれども、イベントへの干渉は思いの外ほどほどに留まっているのと、そもそもサンダーボルツのストーリーや設定をよく知らないのにいきなり第101話から話を読んでもいまいちノリきれなかったというのが正直な所。盛り上がる展開っていうのも特には無かったしね……事前知識無しで読むとけっこう辛い一冊。

サンダーボルツは今回が初邦訳であり、内容はタイインといってもサンダーボルツのこれまでのストーリーを踏まえたエピソードとなっているので、付属の解説は登場キャラと未邦訳エピソードに関するテキストがこれでもかといわんばかりに詰め込まれています。後のストーリー展開についてもざっくりあらすじで解説。
このタイインだけ読んでも話と設定がわかりにくいだろうというヴィレッジブックスの配慮が伺える。

ただストーリーにはあまりハマれなかったけれども、マイナーヒーロー、マイナービランが色々登場するのは賑やかで楽しい!
3代目ウィップラッシュとその旦那(ブラックラッシュ)のビジュアルなんかもう変態だったからね。死んだ先代の名とコスを引き継いだ経緯はというなんか適当な扱いなのもツボ。

三代目ウィップラッシュと旦那の新ブラックラッシュ

しかもこの二人2016年の時点でだった2回しか登場してないじゃないか!
ウィップラッシュもブラックラッシュも歴史自体はあるビランなのにこの二人マイナー過ぎない……?
【Whiplash | Marvel Database | Fandom powered by Wikia】
【Blacklash | Marvel Database | Fandom powered by Wikia】

◆あんま関係ない余談
「シビル・ウォー・クロスオーバーシリーズ第3期」定期購読申込特典として、この本と一緒に『COLOR YOUR OWN CIVIL WAR』も届きました。
要はシビル・ウォーの塗り絵本です。
シビル・ウォーの色んなシーンが白黒文字無しで収録されている一冊です。ちなみに原書。
切り取り線があって塗った後は取り外せるようになってるんだけど、とてもじゃないが勿体なくてそんな使い方はできそうにない。
あとちょいちょい黒ベタがイラストの多くを占めてるヤツもあったりします。

シビル・ウォーぬりえ
なんか武士沢レシーブを思い出した。

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2 Comments

No Name  

No title

やっぱりタイインといっても大元を読んでなくても楽しめたりするのもあれば、思いっきり過去の話引き継いでるのもありますし、タイインだけ訳すのも難しいものですね。

個人的にこの後のノーマンさんが率いるサンダーボルツを翻訳してほしいです
あのペナンスも加入してますし、ダークアベンジャーズの前身とも言える内容ですし

2016/12/15 (Thu) 19:50 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>No Nameさん
ペナンス(スピードボール)はこう…心の中に潜む中二心が刺激されまくるすごくツボなキャラだったのでもっと活躍が読みたいですねー。フロントラインではオリジンだけで終わるし、シークレット・インベージョン本編ではほぼ背景でしたし!

2016/12/18 (Sun) 14:22 | EDIT | REPLY |   

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