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22 2016

オデッセイ

オデッセイ予告編オデッセイ
【原題】The Martian 2015年【米】


火星にたった独り取り残された宇宙飛行士。
スリリングで型破りで壮大なサバイバル!
無事に地球に帰還できるのか?


人類による有人火星探査ミッション<アレス3>が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニーは暴風に吹き飛ばされ、死亡したと判断される。
しかしワトニーは奇跡的に生きていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して生き延びることを諦めなかった。やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった……。

アンディ・ウィアーの小説『火星の人』を原作とした、火星に一人置き去りにされた男の孤独なサバイバルと、彼を救うために奮闘する周囲の人々の姿を描くSF映画。
地球との通信を確保するために火星を探索して通信機を確保、次に火星で生き延びるための食料の確保……と、明らかに絶望的な状況に置かれながらも、植物学の知識を持つ主人公ワトニーが必死に知恵を絞って生き延びていくその姿が実にカッコいい。

さらに近未来の宇宙探査技術を徹底的にリアルに描くために、NASAの惑星科学部門の責任者であるジェームズ・グリーンという方を雇うというこだわりっぷり。
本作のフィクションとリアルの科学的正確性を絶妙に織り交ぜたテクノロジー描写にも注目してみるのもまた楽しい。
【映画「オデッセイ」、NASAの協力で現実よりリアルに】

「宇宙に一人置き去りにされる」という掴みだけ聞くとこうシリアス度が高く常にハラハラさせられっぱなしな内容っぽく思えますが、本作は主人公ワトニーが必死に生き延びるための知恵を絞り続け、時にはユーモラスなシーンもちょくちょく挿入されるし、地球に居る火星探査の仲間たちもワトニーとジョーク交じりの通信を交わしつつ懸命に彼の救出に奔走する。

「ごめんな、火星に置き去りにして…オレたち、君が好きじゃなくてさ。火星はどう?」
「マルティネスへ。火星はまぁまぁ。うっかりハブをふっ飛ばしたけれども、ルイス船長のディスコミュージックは全部無事だ」


こんな感じで突然のトラブルに見舞われて苦境に立たされても諦めない、かなり前向きで暗さは抑えめな作りになっています。
逆に言うと、孤独感や絶望感といった重苦しい心理描写や緊迫感、サスペンス要素に期待すると肩透かしを喰らうかもしれませんが……(自分も最初そういう系統の作品と思って鑑賞してた。面白かったので期待とは違ってても気にしなかったけども)
鑑賞後にはじゃがいもが食べたくなる、明るく希望に満ちたエンターテイメント作品でした。オススメ!

  
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