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24 2011

邪聖剣 NECROMANCER NIGHTMARE REBORN

タイトル_convert_20110623183440

かつて人間は一人の勇者によって悪魔から救われました
神の生み出した邪悪な剣によって…
それが邪聖剣ネクロマンサー
神すら持て余したその剣は再び世に争いが起きぬよう地の底深く埋められました
しかし…千年の時が流れた今
人間たちは滅びの日を迎えようとしています
ネクロマンサーが掘り起こされたのです
世界には悪魔がはびこり
空は闇に閉ざされ
朝の訪れや午後の日だまり
黄昏空の移ろいを知る者さえもういません
祈れども神は現れず
人間はただじっと最期の時を待っています


◆PCEの名作RPGの正当な続編
『夜、一人では遊ばないで下さい。』のキャッチフレーズで有名なPCエンジン初のRPG、
『邪聖剣ネクロマンサー』続編です。
元々は2009年に携帯アプリで出ていた『邪聖剣ネクロマンサー2』を、
DSiウェア向けにリメイクして移植したものだそうです。

フィールド_convert_20110623184916

ストーリーは前作の1000年後。
『何者かによって邪聖剣ネクロマンサーが掘り起こされ、
 世界は再び悪魔がはびこるようになってしまった。
 世界に住む人類は神の出現を待ちながら終末の時を迎えようとしている・・・』
というもの。
世界の何処かにあるという邪聖剣ネクロマンサーを何とかして手に入れ、
悪魔に支配された世界を取り戻すのが目的。
ちなみに前作のEDでは何者かに邪聖剣ネクロマンサーが掘り起こされた演出がきちんとあります。

戦闘_convert_20110623184928

ゲーム自体は真新しいシステムなんて一切無く、戦闘もドラクエのようなシンプルなコマンド選択型
これは前作からそのままなようです。
悪く言えば新鮮味が無いですが、逆に言えば受け入れやすく、遊びやすいゲームシステムと言えるでしょう。

ゲームバランスにはややクセがあり、
例を挙げると『次の目的地に進むと敵との能力差が顕著になる』というのがあります。
現在のエリアでは充分に敵と戦えるのですが、先に進むと高い能力の敵がぽんぽん登場し、
新たな装備品で身を固めないとしんどくなってしまったりします。
「ちょっとレベルを上げれば『攻撃』連打でいけるでしょ?(ヘラヘラ)」なんて事はなく、
しっかり魔法攻撃も利用して弱点を突いていく事も重要。
また、『何故か海辺に居る敵は能力が高い』という法則もあります。
フィールドで移動する際に海辺に近づくときは注意。

またエンカウント率も少々高め。
(謎解きを行うダンジョンでは若干エンカウント率が下げられている気もしますが)
レベル上げの際は助かりますが、ダンジョン探索ではけっこうストレスになるかもしれません。
しかし後半に『敵エンカウントを避ける魔法』が入手できますので、
宝箱回収はほどほどにしてクリアを優先するのもありかも。

戦闘3_convert_20110623190913
敵を倒すと血飛沫が

必然的にレベル上げと資金集めが重要になるわけで、けっこう戦闘を繰り返す事になります。
しかし戦闘は結構テンポ良く進行するので快適です。
魔法のエフェクトも短めながら見ごたえがあり、敵モンスターのドットはグリグリ動きます。
このドット絵がなかなかハイレベルで、グロテスクなモンスターのデザインを一層際立たせています。

ドット絵はまだまだ死滅していない・・・
というか普通に2Dドット絵を用いたゲームって出まくってますよね?
「ドット絵は廃れた」とか誰が言い出したんでしょう。

あ、それと本ゲームの移動手段は最初から最後まで徒歩ですが、
一気に街から街へ移動する手段は用意されているのでその辺は結構快適でした。

ムルタン市長の館_convert_20110623191717

シナリオ面ではかなりおつかい的な要素が強め。
情報を得るための交換条件としてお偉いさんなどに何らかの依頼をされ、
仕方なくイベントをこなして情報を得て次の街に向かったらまたトラブルが起こっていて解決に奔走して・・・
なんて繰り返しがちょっと目立ちます。
もちろんパーティーメンバーがらみのイベントもちょこちょこ入り、後半は結構目を引く展開なのですが。
この辺も一昔前のRPG的で、今現在遊ぶRPGとしてはちょっと意見が分かれるかも。
「イベントばっかり長々見せられるのは好かん!」という人には程よく、
「RPGはシナリオ重視です」って人にはちょっと辛い気がします。

ディル「何か言った!?」_convert_20110623193058

パーティーメンバーは6人まで仲間になり、その誰もが個性的。
攻撃に特化したキャラ、魔法攻撃に特化したキャラ、攻撃も回復もおこなえるキャラ、等々・・・
この中から4人を使用して戦闘を行うことになります。
控えの2名にも若干経験値が入る親切仕様。
しかし、残念ながら本ゲームでは最終的に2名が離脱し、
終盤はある4名で完全にパーティーメンバーが固定されます。
好きなキャラを育成する楽しみがあると思っていたのでちょっと残念。

寄り道的なイベントもちょっと用意されています。
例えば『武器庫の洞窟』に潜むボス、『ショゴス』
初めに訪れたときに挑戦しても到底勝てる相手ではないので無視せざるを得ないのですが、
ゲームを進めて力をつけてから挑戦して勝利すれば強力な武器を入手する事ができます。

ステータス_convert_20110623194235
邪聖剣ネクロマンサーを入手するまで重宝する

サブイベント_convert_20110623194802

主人公エルダーの幼名馴染みであるアンジェラにそっくりなパーティーメンバー、マリー。
あるイベントまで消化してからギルギットに戻って墓を調べると発生。

クリア後_convert_20110623195124

ゲームをクリアすると新たなダンジョンに挑戦できます。
ここでは強力な武器・魔法などが入手できる反面モンスターも強力。
近年のRPGではお馴染みの『ラスボスより強い隠しボス』にも挑戦できます。
1回目の戦闘ではさほど強くありませんが、2回目以降挑戦するととんでもない強さのボスに変貌します。

クリア後のおまけには『サウンドモード』もあり、
古代祐三氏が作曲した壮大な楽曲を堪能することが出来ます。
古代祐三氏はモバイル版で「アイテムをフルコンプ」するほどハマったとか。
結構見つけ辛い宝箱とか多いんですが・・・すげぇ。
【参考リンク 『邪聖剣ネクロマンサー NIGHTMARE REBORN』古代祐三氏もハマる、DSi新作】
(↑モバイル版からの変更点もまとめられています)

戦闘4_convert_20110623200115

というわけで、本作は非常に『手堅く』作りこまれたRPGです。
しかもたったの800円。
GBAソフトのゲームくらいのボリュームは充分にあるんですが元は取れているんでしょうか。
ちなみに僕は前作は未プレイなのですが充分楽しむことが出来ました。
前作をプレイしていれば気づく小ネタとかもあったのかもしれません。
PSstoreが復活したらPCエンジンアーカイブスあたりで購入しようかな。

おや?

◆余談
怖い_convert_20110623184010

ゲームのアイコンが怖い。
3DSで遊んでいるモンですから、同じく3DSを持っている人とすれ違うと、
この顔アイコンを振りまいてしまう事態になっちゃいました。

【おまけ 邪聖剣ネクロマンサーの不気味なCM】

  
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