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28 2016

ジェリー・ダガン&マテオ・ロリ他/ホークアイ VS. デッドプール

デップーVSホカイ表紙
「手」
「足」
「特攻」
「1」
「2」
トレス
『今日の俺ちゃんはホークアイ。
 矢の代わりに放つのは…デッドプール!』

“冗舌な傭兵”“常人ヒーロー”
マーベル2大人気キャラが、ついに手を組んだ!!

ハロウィンの夜のブルックリン……
ウルトロンに扮したホークアイと
ゴーストバスターズになったデッドプールが、
ヒーローの仮装をしたヴィランと戦い、
S.H.I.E.L.D.がらみの殺人事件の謎に挑む!?


◆収録作品

2014年11月:Hawkeye vs. Deadpool #0
2014年12月:Hawkeye vs. Deadpool #1
2015年01月:Hawkeye vs. Deadpool #2
2015年02月:Hawkeye vs. Deadpool #3
2015年03月:Hawkeye vs. Deadpool #4


◆関連作品過去記事
【デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント】
【デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター】
【デッドプール Vol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー】
【デッドプール Vol.4:デッドプール VS. シールド】
【ホークアイ:マイライフ・アズ・ア・ウェポン】
【ホークアイ:リトル・ヒッツ】
【ホークアイ:L.A.ウーマン】
【ホークアイ:リオ・ブラボー】

◆TROUBLE'S COOKIN' DOWN IN BROOKLYN
タイトルと表紙を見ての通り、本作『ホークアイ VS. デッドプール』は常人ヒーロー・ホークアイと冗舌な傭兵・デッドプールが競演するというミニシリーズの単行本。
『VS』と言いつつ実際は共闘する展開なのはよくある事。

加えて本作はついこないだ完訳されたホークアイ第4シリーズと、現在順々に邦訳刊行中のデッドプール第3シリーズの流れを組んでいるため、ホークアイ誌に登場していたアパートの住人、デッドプール誌に登場していたフランクリンの亡霊やシールド捜査官のアドシットなど様々な脇キャラも顔を見せてくれています。
デッドプール誌のキャラは濃いのが多いので、ホークアイとケイトが彼らに対面した時のリアクションは必見。

ホークアイ第4シリーズリスペクト
ライターはデッドプール第3シリーズのジェリー・ダガンだけれども、
ホークアイ誌チックな演出やセリフもしっかり盛り込まれていてニヤリ

ハロウィンの夜のブルックリン。
とあるハッカーが政府を転覆させるためにシールド捜査官の名簿を盗んだものの、「誰かの死を招く結果になるかもしれない」事に気づき、大事になる前にアベンジャーズのホークアイの元を訪れようとする。
しかしタイミングの悪いことに彼は不機嫌で、せっかく訪問したこのハッカーの話を聞かず追い返してしまうのだった。
その結果、このハッカーは何者かの手によって殺害されてしまう……

だが、実はこのハッカーは殺される直前に罪を告白したUSBメモリをデッドプールに手渡していた!
そこに保存されていた映像を確認したホークアイはさっそく捜査に乗り出そうとするが、デッドプールも『ある理由』からこの事件の解決の為に行動しようとし始めた。
こうして已む無く二人は手を組み、この殺人事件の謎に迫っていく……というのが本作のストーリー。

ホークアイ&デッドプールチームアップ
この時期のホークアイはとある出来事が原因で耳が不自由な状態
そのため会話は読唇術か手話を用いている

デッドプールは他ヒーローとチームアップすることも多く、邦訳でも『モンキー・ビジネス』『アイデンティティ・ウォー』ではボケまくるデッドプールに対して冷ややかな態度を取るスパイディとのコントのような掛け合い、『ケーブル&デッドプール』ではケーブルとの気の置けない親友同士な名コンビっぷりを見せつけていましたが、本作『ホークアイ VS. デッドプール』でのホークアイとのチームアップはまた違った魅力に溢れております。

スーパーパワーは無いものの、卓越した弓術と持ち前の正義感で戦うホークアイ。
驚異的な再生能力とハチャメチャな行動で状況を引っ掻き回すデッドプール。
(といってもジェリー・ダガンの書くデッドプールは第3シリーズの作風もあって、わりかしお人好しでマトモな人物に寄り気味なんですけども)
この凸凹迷コンビに、捜査に協力してくれるもう一人のホークアイ、ケイト・ビショップも加わってもうてんやわんや!
今回対峙するヴィランたちもチームワークがグッダグダで、ホカイ&デップーとの泥仕合っぷりがホント見ていて面白い。

◆感想
関連作品にデッドプール第3シリーズの邦訳とホークアイ第4シリーズの邦訳をずらっと並べていますが、読んでおくとホークアイとデッドプールの本作での設定がスッと飲み込みやすいというぐらいで充分単独でも楽しめる内容だと思います。

ただ現在デッドプール第3シリーズを邦訳で楽しんでいるという方は、本書に手を出すのは『デッドプール Vol.6: オリジナル・シン(今夏発売予定)』あたりまでを読んでからにしたほうがいいと思う。わりとマジで。

本作のリーフが刊行されていたのは、ホークアイ第4シリーズが完結まであと2号までという時期。一方デッドプールは#34まで刊行されていた時期であり、2016年5月の時点で日本ではまだここまでのエピソードは未邦訳。
それもあってデッドプール第3シリーズで重要な意味を持つキャラクターが本作で先行して登場しちゃってるんですよね……個人的にはこのキャラはデッドプールの本編でまず拝んでおきたかった!もう少し作品を刊行するタイミングを配慮してほしかった!(単なるワガママ)
デッドプールが良き(ゲフンゲフン)なキャラになっているのもデッドプール誌の方で色々あっての事なんだしなぁ……ちょっと内容が先行しすぎててかなりのネタバレを踏んだ気分になってしまった。

あと詳細が気になるのが本作のメインヴィランであるブラックキャット。
ヴィランではあるもののスパイダーマンと共闘したり、恋愛関係にあったりもした特殊な立ち位置のキャラなんですが、本作で起こしている悪事はかなり凶悪かつえげつない物なので正直かなりイメージが変わってしまった。
僕自身あんまブラックキャットについて詳しく知ってるわけではないんですが、本作の彼女キャラ違い過ぎない……?
一応解説には「ドクオックがスパイディだった時期に彼から手ひどい仕打ちを受けて復讐者になった」とはあるんですが、ここまで性格が変わるほどの出来事だったんだろうか。もう少し詳しい解説が欲しい。

まあそれはそれとしても、本作はコメディあり人情ありアクションありな快活なチームアップモノなので非常にオススメ!
マテオ・ロリとヤコポ・カマーニのどことなくマンガチックなアートも馴染みやすいと思う。

ケイトchangかわいい
ケイトchangがめっちゃカワイイのにも注目だ!

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