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15 2016

ひぐらしのなく頃に

実写映画ひぐらしのなく頃にひぐらしのく頃に 2008年【日】

毎年同じ日に1人が死に、1人が消える…。
昭和58年初夏。
かつて鬼が住んでいたと云われる雛見沢村。その頃から村人たちは、オヤシロさまを守り神として大切に守ってきた。東京から引っ越してきた前原圭一は、村の小さな分校で次第にレナ、魅音、沙都子、梨花らクラスメイトたちと仲良くなり、平穏で楽しい毎日を過ごしていた。
だがある日、村に伝わる「秘密」を知ってしまう。4年間、毎年決まった日に1人が死に、1人が消えるという“怪事件”が発生していたのだ。それは毎年、祭りの夜に起こっているという。
そう、つまり「今夜」―。友達は皆この事件を知らないと言うし、こんなのどかな村にそんな惨劇があるはずがない…。
そして翌日、1人が死に、1人が行方不明になった。
圭一の知っている人たちだった。やはり今年も起こってしまった。
この事件を境に、楽しかった圭一の日々は突然失われる。
今まで隣で笑っていた彼女たちが得体の知れないモノに豹変する。
なぜ事件を隠す?村ぐるみの犯行?オヤシロさまの祟り?本当に彼女たちなのか?
あらゆる謎が謎を呼び、この“惨劇”の行く末は一寸先も見えない。

2002年夏のコミックマーケットにて竜騎士07が発表し、現在では様々なメディアミックスが展開されているサウンドノベル『ひぐらしのく頃に』を原作とした映画。
もともとひぐらしのなく頃にという作品は小劇場での演劇用として脚本を書いたものがベースとなっており、(「雛見沢停留所」というタイトルであり、後にコミカライズ版が発表されている)一周して本来のメディアに戻ってきたともいえる。
ベースとなっているのは原作でもっともホラー要素が強く、かつ謎解きのヒントが多い『鬼隠し編』で、ストーリー展開もほぼ忠実。
ひぐらしがミステリー作品かと言われると正直違うと思うけど(小声)
決定的に違うのは、原作キャラクターのビジュアルや特徴的なセリフ回しをほぼ再現していないという点。
ゲームやアニメ、漫画の実写化は二次キャラだから気にならないビジュアルや口調を再現しようとしてなんか凄い痛々しい感じになるというのが往々にして良くある失敗なので、この改変はむしろ英断だと思う。
この実写版ひぐらしはしっかり和ホラーな雰囲気に馴染むような作りを意識している感じで、原作にあったゲーム的、アニメ的な要素をあえて廃しているのは実にナイス。ちゃんとした実写化なのは間違いない。

一方で役者陣の演技力や、恐怖を煽る演出……特に引用したレナの名言「嘘だッ!!!」の場面が非常にイマイチ。
原作が結構グロテスクな内容の割にこの実写映画は全年齢対象だったため、その辺も結構影響している気はする。
(ちなみに本作の続編「ひぐらしのなく頃に 誓」はPG-12指定)

ただまあまとめサイトなどではやたら叩かれている感のあるこの映画版ですが、言われているほど悪い実写化ではないと思います。
かといって良作ホラー映画かとそこまで出来は良くないんですが、別に駄作とも言い切れない……
「時間を返せ!」とまではならないレベルなので、原作ファンでちょっと気になっている方は見てみてもいいんじゃないでしょうか。

  
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