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16 2011

アンダーカバーコップス

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アイレムが1992年にアーケードで発売したベルトスクロールアクションゲーム。
それがこの『アンダーカバーコップス』です。

カプコンの『ファイナルファイト』のヒット後は、
他社からも似たようなノリのベルスクゲーが大量に発表されたのですが、
正直微妙なデキの作品も多かったりしました。

【過去記事 ルナーク】

が、その中でも光り輝く作品がいくつかあったりはしました。
本作品もその一つです。

ファイナルファイト風の操作感はそのままに、
ダッシュが可能であったり、コマンド入力による超必殺技が存在したり、
大技で敵を倒す事によって『芸術点』が入ったり
と新しい要素が豊富だったりします。
特に芸術点はクリア後の採点で体力回復をしてくれるか否かという重要な要素であるため、
意識していく必要があります。

他には、同社の『エアデュエル』、『海底大戦争』、『ジオストーム』と同じ世界観である作品というのも特徴。
主人公の一人、「ザン・タカハラ」『海底大戦争』に登場する高原仁の弟だったりします。

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ファイナルファイト風とは言いましたが、
戦闘中の立ち回りでは敵を一纏めにして倒すよりも、雑魚敵ごとに戦い方を変えていかなければなりません。

例えばバットを持っている雑魚、マカクはうかつに近づくと確実にバットでぶん殴られます。
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安全に倒すには地道にダッシュ攻撃を重ねていくか、
この手のゲームのセオリーどおり、X軸に重ならないよう近づいていくしかありません。
他の雑魚とまとめて倒そうとすると痛い目を見ます。

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はさみまんはまともに戦っていられないほど強い敵です。
一応空を飛んでいるときも攻撃は当たるので、
やられる前に先に仕掛けてしまえれば良いのですが毎回そう上手くは行かないもので、
急降下攻撃を受けてしまったりします。
下手に動いて回避しようとするよりも、緊急回避攻撃で避けてしまったほうが無難でしょう。

要は雑魚戦ではヒット&アウェイと連続攻撃の使いどころをしっかりと見極める事、ですね。
しっかりと攻略法を見つけ出して進めていく面白さがあるゲームといえます。

もう一つ注目したいのがどこかバカバカしい世界観。
ゲームの舞台は日本なんですが、
荒廃しすぎてもう世紀末な世界にしか見えません。
これがアイレムのドットとかみ合って薄汚い世界観が上手く表現されているともいえますが。

武器アイテムが豊富なのも売りなんですが、
地中から電柱を引き抜いたり、ブロックを投げつけたり、
果ては冷凍マグロをぶつけたりとホントに多様です。
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体力回復は、地面に落ちている食料を拾って行うのですが、
画面をうろつく生物も食料とみなされています。
0095.pngこのヒヨコを喰って回復する

ボスもインパクトのあるキャラクターが揃っており、
例えば1面ボスの「ドロイド・パークス」は始めこそ筋肉隆々の大男といったキャラですが・・・
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体力が減るとロボットの姿があらわに。
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上手くプレス機に追い込むとそれで倒せたりもしちゃいます。
0036.pngどっかで見たことある

2面ボスは体力が減ると泣き叫びまくるデカ女、「フランソワーズ」
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3面ボスはモグラ男、「モグラリアンβ」
「コンニチハー!」、「サヨナラー!」、「ハラキリー!」と印象に残るボイスが多い。
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4面ボスは胡散臭い魔術師、『バルバロッチ』
行動がトリッキーすぎて非常にパターン化しづらい厄介なボスです。
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ラスボスは「クレイボーン博士」。
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なんかもうトンデモない爆弾を作って上記のようなアブない発言を繰り出す
まさにマットサイエンティストといった博士。

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追い詰めると謎の機械の中に入り込み、異形の姿に変貌する。
なんか絵面がいやらしい。
まあアイレムだからね。

『アンダーカバーコップス』、はっきり言って難易度がかなり高いゲームですが、
作風、ゲーム性ひっくるめてかなりの良作です。
がっつり攻略法を見つけ出すまでプレイして先に進んでいく面白さが充分にある作品だと思いますよ。

ちなみにラストステージで爆弾の落下を防げないとラスボスを倒してもバッドエンドになるので注意です。
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移植もろもろ

GB版_convert_20110516050305
1993年12月10日にGBでアイレムから
『アンダーカバーコップス 破壊神ガルマァ』が発売、
こちらはカードバトルになっているようです。

SFC版_convert_20110516050313
そして、1995年にバリエ(開発:アイレム)からスーパーファミコンへの移植版が出ています。
かな~り末期の発売であったため流通量が少なかったとか。
2Pプレイ削除や演出の簡略化、キャラクターの縮小などがありますが移植度は良好なようです。

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そして、古葉美一氏による漫画版も存在。
現在はエログロ漫画家、『氏賀Y太』として有名ですね。
余談ですがゲーパロ4コマの時代から氏の作風はブラックでナンセンスなネタが多かったので、
ネットをやり始めてから、
現在エログロ漫画家であるという事を知った時もさほど衝撃を受けなかった思い出があります。

ちなみにPixivに投稿されているイラストはネタ絵が多かったり・・・
  
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