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08 2016

namo/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS NEW GENERTIONS

ニュージェネ1巻表紙 ニュージェネ2巻表紙

「――3人で前から何度も話をしてることなんですけど、
 3人一緒に大きいステージに立てたらいいなって――そう思ってます」


もっと輝きたい!そんな女の子たち(シンデレラガールズ)の物語、始まります!!
アイドルを目指す3人の少女。島村卯月、渋谷凛、本田未央の出会いから、物語が動き始める――。
先輩のアイドルに教えられたり、合宿で思い出をつくったり。
だけど3人の道のりに、少しだけズレが生まれて……?


◆もっと輝きたい!そんな女の子達の物語
2012年にガンガン系列の漫画雑誌で様々なコミカライズ展開がスタートしたアイドルマスターシンデレラガールズ。
同年9月22日に「ガンガンJOKER」上で連載がスタートした本作『アイドルマスターシンデレラガールズ ニュージェネレーションズ』はタイトルにある通り、島村卯月、渋谷凛、本田未央からなるユニット「ニュージェネレーション」を主人公とした作品となっています。

ちなみに本作の第1話掲載当時のゲームでは「ニュージェネレーション」という名前でSR化していたのは凛と卯月の2名だけであり、3人が「ニュージェネレーション」というユニットとして描かれたのはこのコミカライズが初なのだとか。
(その後ゲームで2012年11月の「アイドルLIVEツアーinUSA」というイベントで、卯月、凛、未央からなる敵ユニットとしてようやく「ニュージェネレーション」が登場。そのすぐ後に未央も[ニュージェネレーション]本田未央としてSR化した)

話はちょっとずれますが、アニメ版シンデレラガールズでは3人のユニット名は「ニュージェネレーション」。本作のタイトル「NEW GENERTIONS」もなっているので、何気にこういう面でも先んじている感がある。
ただアニメ化以降、本家の方でもユニット名はこの複数形表記に修正されつつある模様。
ただニュージェネの表記は昔からちょいちょいブレてたらしいんですが。

ニュージェネ表記修正

まあユニット名云々の話はこれくらいにして内容の紹介!
本作は卯月、凛、未央の3人がアイドルとしてデビューするまでの物語
いうなれば前日譚的なコミック。駆け出しも駆け出しな頃の彼女たちの姿がじっくり描かれていきます。

マーダーサーカスコラが無駄に有名
マーダーサーカス・ゾンビコラが無駄に有名な1シーン

第一話の掴みも面白く、そもそもアイドル事務所に所属する事になった3人は本来不合格だった身。
しかし事務所所長の手違いで不合格のハズの3人にうっかり合格通知が送られてしまったというあんまりといえばあんまりな展開が。

直接所長に食い下がる3人に対し、事務員のちひろさん(ゲームではあくまで「アシスタント」という設定なんだけど本作では事務員)の提案でもう一度チャンスが与えられ、なんとか新たに用意された採用試験を見事クリアした3人は補欠組として事務所に所属が決まったのだった……というストーリー。
そこからは毎話けっこうギャグシーンを挟みながら厳しいレッスンをこなしたり、いろんな先輩アイドルと交流したりアドバイスを受けたりと、夢のアイドルデビューを果たすために毎日努力する姿を丁寧に描写。

スポ根風味な特訓シーン
可愛らしい絵柄ながら顔芸ギャグも多め

まだデビューを果たしていないからなのか3人にプロデューサーは付いておらず(プロデューサー自体は5話の小梅回でちらっと登場)、代わりにルーキートレーナーが実質マネージャー的なポジションで面倒を見ております。
新人ということでちょくちょく空回りすることもあるんですが、話数を重ねる毎に彼女もニュージェネと一緒にトレーナーとして成長していってるのがまた良い感じ。

とにかく登場人物が多いデレマス。
本作ではさすがに(当時の)全キャラ総登場とまではいかずかなり数は絞られているものの、印象に残る形で先輩アイドルとしてニュージェネの3人に関わってきてくれます。

キャラ作りを学ぶという回では菜々さんがゲーム同様強烈なキャラを披露してくれたり、奈緒がダンス上達のコツをツンデレ気味な態度でアドバイスしたり、川島さんが近年のハイテンションとは異なり大人な意見を与えてくれたり、アナスタシアに至ってはビーチで行き倒れているというインパクト抜群な初登場を果たしていたりと色々なアイドルが様々な形で登場。
ひっそりカメオ気味に登場するアイドルも多いので探してみるのも一興かもしれない。

んでもって、本作で一番活躍度合いと印象度合いが高めなのが岡崎泰葉。

岡崎先輩

昔から子役として活動しているという設定もあり、様々なアイマス作品の中でも一番芸歴が長い可能性があるアイドルな泰葉。
本作では既に大切な仲間たちと出会って芸能活動を楽しめるようになっている状態であり、長年の経験からニュージェネに的確な指摘を行ったり、大きな壁にぶつかって憔悴していた卯月と未央に手を差し伸べたりなど、非常に渋く重要な役回りを与えられています。
これは泰葉Pにはかなり嬉しい扱いなのではなかろうか。

◆感想
まだまだキャラの掘り下げが進みきっていない時期の作品でありながら、メインのニュージェネや脇を固める先輩アイドル達の描写が今見ても違和感が少なく丁寧だと感じました。

それとストーリー終盤、凛だけが先んじてアイドルデビューを果たし、卯月と未央がちょっと置いていかれる展開があるんだけど、現実に凛が3人の中で一番にSR化を果たし、かつCDデビューも果たしていたという事実をストーリーに落とし込んだのであれば本当上手いシナリオだと思う。
それと本作で歌われる「ミツボシ☆☆★」の解釈と使い所がまた印象的。

ミツボシ☆☆★の解釈
手袋の色でニュージェネの3人を表している

実際公式でも曲名にある「☆☆★」はニュージェネの3人の事を指しているらしい。
余談ですが、未央役の原紗友里氏によると「★」は卯月と凛に追いついた未央であると1stLIVEで語っているとか。
「ミツボシ☆☆★」に関しては色々な解釈が存在するのかな?

兎にも角にもしっかりとした作りのコミカライズで面白かった!!
ラスト付近の展開はちょっと一気に畳みにかかった感があって駆け足気味に思えるし、2巻あとがきの「始めに予定していた形の終わりとはまた違ってしまった」という旨の発言が気になるんですが(予定より短くなったのか尺は予定通りでシナリオ変更をどこかで決めたという話なのか)、全2巻というのもあり、ほどよいテンポでストーリーが楽しめました。

本作はガンガンオンライン公式サイト上で1話が試し読みできるんで、ちょっと気になってきた人はまずここでチェックしてみてもいいかもしれない。
【アイドルマスター シンデレラガールズ×スクウェア・エニックス - 漫画 - ガンガンONLINE | SQUARE ENIX】

◆関連リンク
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