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27 2016

ピクセル

映画ピクセルピクセル
【原題】Pixels 2015年【米】


1982年―NASAが宇宙に向けて「友好」のメッセージを発信した。
2015年―しかし、そのメッセージは大きな誤解を招き、我々人類に襲い掛かる。ヤツらはゲームキャラに姿を変え、地球を侵略開始したのだ。
グアムの空軍基地を襲う「ギャラガ」インドのタージ・マハルを崩す「アルカノイド」ロンドンの空を覆いつくす「センチピード」NYの街を食べ尽くす「パックマン」そして、ワシントンDCに現れた巨大母船からは、「スペースインベーダー」をはじめとする大量のゲームキャラが…「ドンキーコング」まで!?!?
全てをピクセル化させ、ブロック状にボロボロと破壊してしまう攻撃に、ピコピコと崩壊する世界。米国大統領は決断する―この最大の危機を乗り越える為の秘策を。それは、1982年当時のビデオゲームのチャンピオン達を集め、ヤツらに対抗することだった。見た目は残念なオヤジ達を“アーケーダーズ”として組織し、米国陸軍中佐の指揮の下、対ゲームキャラ用の兵器を開発し、戦いに挑むのだが―。
ゲームオタク vs 80年代ゲームキャラ、今「決戦」がスタートする!

『「ギャラガ」「パックマン」「ドンキーコング」「テトリス」などといった懐かしのアーケードゲームのキャラクターが人類に襲いかかる!!』という、ゲーム好きのツボを刺激しまくってるコンセプトのモンスターパニックコメディ映画。
本作は2010年にパトリック・ジャン監督と、ティム・ハーリヒーという方が脚本を務め発表された短編映画作品が下地になっております。



この作品の権利を本作で主演を務めたアダム・サンドラーが所有しているプロダクションのハッピー・マディソン社が取得、長編映画化の企画が動き出し、クリス・コロンバスが監督となって2015年に公開と相成ったのでした。

で映画の内容なんだけど、レトロなアーケードゲームのキャラクターが3Dキャラとなって巨大な姿で大暴れするというシーンは期待通り最高に面白い!!
街をどんどん喰らい尽くしていくパックマンと戦うシーンでは主人公たちが原作ゲームでいう「ゴースト」と化して車で体当たりして倒さなきゃいけないんだけど、パックマン側は街のどこかにあるパワークッキーを食べる事で逆にゴーストを食べる事ができるようになってしまうため、追いかけ追いかけられなシチュエーションはなかなかハラハラできる。
ただ本作、ストーリー展開は一本調子気味で、またゲームが絡まない合間合間の場面はやや退屈かも。

それとギャグの方向性も基本的にはブラック寄り。
主人公の友人であるちょっとおバカな大統領のウィルは監督によるとクリス・クリスティ州知事をモデルにしているとの事だったり、生みの親として敵のパックマンに説得を試みる岩谷さんが右手を喰われて「誰かこのビッチをぶっ殺せぇ~~!!」って言い放っちゃうシーンとか、敵だけど可愛くダンスを踊っていただけだったスマーフ(漫画のキャラなんだけど80年代にアタリ2600やコレコビジョンでゲームが出ていたらしい)を容赦なく撃ち殺しちゃったりとちょくちょく黒い。

レトロゲームの知識がなくても充分楽しめるとは思うんだけれども、やっぱりゲーム好きで元ネタをある程度把握している人の方が本作を堪能できるのは確か。少々間口は狭いかも。
でもこういうバカバカしいアイディアを105分の娯楽作として映像化したというだけでも賞賛に値すると思うのだ。
吹き替え版は吹き替え版で声優によるアドリブが入ってたりで別の楽しみがある。というか序盤の80年代シーンなんか吹き替えのノリも相まって昔のコメディ映画を見ているような錯覚に陥った。
あと個人的に日本版主題歌の『8ビットボーイ』はけっこう好き。


ちなみに本作に登場する『ドージョークエスト』というゲームは架空のアーケードゲーム……なんですが、映画公開に合わせてスマホアプリゲーとして配信されてたりします。
ちゃんとグラフィックが80年代アーケードゲーム風なのが凝ってる。

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あと映画ピクセル公開記念で当時、GameWatch上でゲームクリエイターの西角友宏氏、岩谷徹氏、横山茂氏3名にインタビューするという企画があったのですが、これが映画の話からゲームの裏話にまで踏み込んだ内容となっていて読み応えがあるので是非どうぞ。
【映画「ピクセル」公開記念。伝説のゲームクリエイター座談を開催!】

 
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