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20 2016

英国王のスピーチ

英国王のスピーチ予告編英国王のスピーチ
【原題】The King's Speech 2010年【英・豪】


ジョージ6世は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていたため、英国王ジョージ5世の次男という華々しい生い立ちでありながら人前に出ることを嫌う内気な性格となり、いつも自分に自信が持てないでいた。厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。ジョージは妻のエリザベスに付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。
ある日、エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネルのもとへ夫を連れていく。ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言、王太子を愛称で呼び、ヘビースモーカーのジョージに禁煙させる。さらに、大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけ、シェイクスピアを朗読するという奇妙な実験を行うが、ジョージはこの治療は自分には合わないと告げ、足早に立ち去ってしまう。
だがクリスマス放送のスピーチがまたしても失敗に終わったジョージは、ライオネルに渡された朗読の録音レコードを聞いて驚く。音楽で聞こえなかった自分の声が一度もつまることなく滑らかなのだ。再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励むのだった。
1936年、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワード8世が即位する。そんな中、かねてからアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンと交際していたエドワードが王位か恋かの選択を迫られる。彼は恋を選び、ジョージは望まぬ座に就くが、大切な王位継承評議会のスピーチで大失敗。だがジョージはライオネルの助けを借り、戴冠式のスピーチは成功に終わる。
しかし、本当の王になるための真の試練はこれからだった。ヒトラーの率いるナチスドイツとの開戦直前、不安に揺れる国民は王の言葉を待ち望んでいた。王は国民の心をひとつにするため、世紀のスピーチに挑む……

吃音に悩まされていた実在のイギリス王、ジョージ6世(アルバート・フレデリック・アーサー・ジョージ)がその症状を克服する様を、治療にあたった言語聴覚士との友情を交えつつ描く、史実を元にした歴史ドラマ映画。
英国の王室が舞台で、しかも『吃音をなんとか克服してスムーズにスピーチを行えるようにする』というのが目的になっているストーリーなため、第一印象ではどうにも堅苦しくて地味~な雰囲気の作品なんじゃないかなとか思っていたのですが、背景にメインはジョージ6世と言語聴覚士のライオネルとの信頼関係、そして友情が育まれていく様と、吃音の治療風景をちょっぴりコミカルに描いていく物となっているので、むしろ物語に没入しやすく見やすい作りの映画でした。

ジョージ6世は吃音症なだけではなく癇癪持ちな気難しい性格であり、周囲が必死にサポートしてくれるものの、このコンプレックスのせいですっかり自信を失いつつある男。
そんな彼がイギリス国王に即位してしまい、王として欠かすことの出来ないスピーチの仕事も行う羽目になってしまったのだから不幸以外の何物でもない。
それでも逃げられない困難に必死に立ち向かっていくジョージ6世の姿には勇気づけられる。
医者として、親友としてジョージに接するライオネルや、ジョージを献身的に支え続ける妻エリザベス。二人の理解者の姿もまた素敵!
とにかく一度は観てみて欲しい、オススメの映画です。

 
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