ツルゴアXXX

ひっそりと運営しているチラシの裏ブログ。

11 2015

下井草P

■概要
ノベマスや手書きPV作品を制作されているニコマスPであり、また他のニコマスPの様々な作品にイラストを提供している方。
その正体は漫画家の竹村雪秀氏。
氏のハイレベルな画力で描かれるアイドルたちの姿は非常に魅力たっぷり!
ちなみに関連リンクの殆どに成人向けの内容が含まれているため、閲覧には注意。

■作品
はじめましてストーリー


高木社長にスカウトされ、765プロという芸能事務所で働くことになった主人公のP。
さっそくアイドルとの顔合わせを始めるPだったが、所属する女の子がことごとく強すぎる個性を持っており、彼は初日から振り回されまくることになってしまう。
アクの強いアイドルばかりが揃うこの765プロで、果たしてPはどの女の子をプロデュースするのか!?


下井草Pのニコマス処女作であり、手書き中心である下井草Pの投稿動画の中では貴重なゲーム立ち絵中心のシンプルなノベマス。
春香の「大腸のジェラシー」や、「やよいのお家は最下層」などといったプロディP作品ネタ、暴力キャラな真など、初期~中期のニコマス動画によく見られた二次キャラ設定にさらにぶっ飛んだキャラ崩壊と毒のあるギャグを加えたハイテンションな一作。
特に千早の「薄い」弄りが想像の斜め上をいっていて衝撃。
地味に画面効果などの演出が凝っており、更に動画ラストには下井草Pの書き下ろしイラストも挿入されるのでそちらにも注目な内容です。
EVERYDAY IS A WINDING ROAD


シェリル・クロウの「EVERYDAY IS A WINDING ROAD」を用いた、全編手書きアニメとなっている『iM@S洋楽コラボPV』作品。
キャンピングカーが故障してしまい、夏の暑い気候の中道路で立ち往生する羽目になったPとアイドルたち。
なんとか目的地のラスベガスに向かうために水着姿でヒッチハイクを試みるが……というストーリーの一作です。
作中、アイドルたちがセクシーアピールで通り掛かるドライバーを引き留めようとするシーンがもう大好き。
ロストバタフライ

 

アイマスMAD投稿イベント『KAKU-tailDS』の最終日『iM@S KAKU-tail Party DS 3rd night - E』のシークレット枠として公開された映像作品。
うしわかPとの共作(効果・演出担当)であり、使用楽曲はタイトルと同じ、ルルティアの「ロストバタフライ」
「羽」というテーマで制作された、羽ばたく蝶と歌姫千早……特にラストの千早の振り向きアニメが本当に素晴らしい!
「千早ファンの聖地」タグも納得のPV。ニコマス屈指の名作なので是非一度視聴してみてほしい。

■関連リンク
【pixiv】※下井草名義
【pixiv】※雪秀名義
【ARTALCHEMY-竹村雪秀】
【ツイッター】
アントマンPrelude表紙

『手に負えない任務に飛び込んでしまった。油断はしないことだ。
 考えうるすべての危険に備えたけれど…研究者として僕はよく理解している…
 理論と実践はまったく別物だってことを』


マーベル・スタジオズの最新作『アントマン』の公式前日譚が登場!

ドラマティックな「アントマン」誕生秘話や、スコット・ラングがアントマンになるまでを描いたルーツを探る原作コミックなども多数収録!

マーベルの最小ヒーロー、アントマンとなったスコット・ラング。彼が登場するずっと前の時代に、アントマン・ヘルメットを被り、小さな体で大活躍していたハンク・ピムのストーリー。冷戦下のベルリンを舞台に決死の任務に挑んだ冒険の行方は?
そして、スリリングな映画のバックアップ・ストーリーも収録。新しいアントマンとなったスコット・ラングは犯罪者としての過去から立ち直れるのか?


◆収録作品

1979年04月:Marvel Premiere #47
1979年06月:Marvel Premiere #48
2013年08月:Age of Ultron #10A.I.
2015年03月:Ant-Man Vol.2 #1
2015年04月:Marvel's Ant-Man Prelude #1
2015年04月:Marvel's Ant-Man - Scott Lang: Small Time Infinite Comic #1
2015年05月:Marvel's Ant-Man Prelude #2


◆身長わずか1.5cmのヒーロー、アントマン!
映画『アントマン』公開に併せて、小プロから前日譚コミックなどを収録した『アントマン:プレリュード』の邦訳版が刊行!
これまで邦訳版のプレリュードシリーズはその殆どが映画公開から微妙に時期を外して発売されていたのですが、今回は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード』同様しっかり公開前に発売されたのが少し嬉しい。
やっぱり映画の予習ができるタイミングで発売されたほうがありがたい本ですからね。

さて、映画版の情報をチェックしている人はご存知だと思いますが、映画『アントマン』で主役となるのは初代アントマンのハンク・ピムではなく、二代目のスコット・ラングとなっています。
とはいえ映画にもピム自身はしっかり登場。原作同様ラングにスーツを託すという重要な役どころとなるのですが、その姿はというと……

老けてる―!?
めっちゃ老けとる!!

なんと映画ではコミックと違い初老の科学者というキャラクターに大幅改変。
さらに「ピムはかつてシールドの重要メンバーの一人だった」という思い切った設定付き。
アイアンマンやハルクがすでに科学者キャラなもんだから、ピムを主人公にすると「流石に主役キャラに科学者が増えすぎだ」とかそういう理由があったりするんでしょうかね(メタ視点)。

本書ではそんなピムの若かりし頃の活躍を描いたエピソードを収録。
トニー・スタークの父であり、シールド創設メンバーであるハワード・スターク、同じく創設メンバーであるキャプテン・アメリカのかつての恋人、ペギー・カーターも登場する注目の前日譚です。

若かりし頃のハンク・ピム
テロ組織ヒドラの兵器の復元を目論む過激派組織の元へ潜入するピム
それにしても映画のコスはコミックに逆輸入してほしいレベルでカッコいいな!

もちろん映画の主人公、スコット・ラングが主役の短編『スコット・ラング:スモール・タイム』も収録。
こちらは映画直前の出来事となるコミックで、彼がどのような事件を起こして起訴され刑務所に収監されてしまったのかが詳細に描かれています。

そして個人的に一番読むのを楽しみにしていたのが1979年の作品であり、スコット・ラングの歴史的初登場回でもある『Marvel Premiere #47-48』!!
心臓病を患った幼い娘キャシーを救ってもらうため、ソンドハイムという医者を尋ねるラング。
しかし彼女はクロス・テクノロジカル・エンタープライズという巨大会社に軟禁されたため、手術の依頼ができなくなってしまう。
そこでラングは金目当てに泥棒に入った家で偶然アントマンスーツを発見、その縮小能力を利用して強引にクロス・テクノロジカルに侵入しソンドハイム医師の奪還を目論むが……というお話。

ダレン・クロスVSアントマン
映画のヴィランであるダレン・クロスの名前は本エピソードに登場するこのヴィランから取られている

アントマン特有の縮小アクションは当然として、アリ相手にウィットに富んだ掛け合いをするラングのセリフ回しが読んでいて楽しい一作。
それとこのスコット・ラングがアントマンになるエピソードは、ヴィレッジが少し前に刊行した邦訳本「アントマン:セカンド・チャンスマン」のストーリーを補完してくれてもいるので地味に助かる。
セカンド・チャンスマンではこの辺のエピソードは回想という形でざっくりとしか描かれていませんでしたし。

残りのラスト2編「Age of Ultron #10A.I.」と「Ant-Man Vol.2 #1」については既にヴィレッジから邦訳版が刊行されており、過去にレビュー記事内でも紹介しているので詳しくはそちらで。

【エイジ・オブ・ウルトロン コンパニオン】※「Age of Ultron #10A.I.」収録
【アントマン:セカンド・チャンスマン】※「Ant-Man Vol.2 #1」収録

本書の「Ant-Man Vol.2 #1」を読んでいると、改めて訳者によってセリフの内容が変わっていくもんなんだなぁと思いました。
個人的に「Age of Ultron #10A.I.」は本書、「Ant-Man Vol.2 #1」はヴィレッジの訳の方が好きかも。

◆感想
ラングは理想の父になれるのか

映画の副読本として、またアントマンの事をざっくりと把握する本としては十二分な内容の一冊だと思います。
スコット・ラングのオリジンが描かれる初期作品だけでなく、最新の原作コミックまで軽く試し読みできるのは結構大きい。
まあ前述のとおりヴィレッジが既に邦訳版を刊行しているので、とっくに読んだ身としては訳の違いに触れるという別の楽しみ方になっちゃったんですけども。
「話題のアントマンについて詳しく知れる本がなにか一冊ほしい!」という方にはとりあえず本書がオススメかな!
アイデンティティウォー表紙

「運?それは関係ない。人生とは戦いだ。
 いいかね、大いなる力にはその力を守る責任がともなう」

「ふふっ、ベンおじさん、その言葉は少し違いますよ」
「ど…どうぞ」
「気にするな。
 メイは自分の甥がクモの力をもってるということに今でも慣れなくてな。
 甥は好きだが怯えてもいる」


三大ヒーローがパラレルワールドで変身!
デッドプール→ドクター・ドゥーム
ハルク→ドクター・ストレンジ
そしてスパイダーマンは…?


ひょんなことからパラレルワールドに放り込まれたデッドプール、スパイダーマン、ハルクの3人。そこは、スパイディが億万長者になり、デップーが「デスマスク」と名乗って暗黒街を支配し、ハルクが地獄で鬼神化(?)しているというトンデモワールドだった。なぜ3人はこの並行世界に送り込まれたのか?その裏には恐るべき陰謀が仕組まれていた……!
ドクター・ストレンジとして活躍するブルース・バナー(どういうこと?)まで巻き込んで、マーベルの個性派ヒーロー達が大暴れするアニュアル3本を収録!


◆収録作品

2011年06月:Amazing Spider-Man Annual #38
2011年07月:Deadpool Annual #1
2011年08月:Incredible Hulks Annual #1


◆並行世界で大パニック!?
小プロの邦訳デッドプールの流れに混ざって刊行されたスパイダーマン誌、ハルク誌、デッドプール誌3誌間のクロスオーバー作品『アイデンティティ・ウォー』
大型クロスオーバーイベントに比べるとその規模は小さめですが、個性的な3人のヒーローの活躍に絞って描かれるそのストーリーは大型イベントとはまた違う魅力があるもの。
しかも本書は久々のスパイダーマン誌の邦訳や非常に貴重なハルク誌の邦訳も兼ねているのが嬉しい。

ストーリーは次元転移装置が置いてある科学研究所、ホライゾン・ラボを強盗が襲い、スパイダーマンとハルクがその対処にあたっていた最中に装置のパワーが暴走、スパイダーマンとハルク、そして強盗に利用されていたデッドプールが別世界に飛ばされてしまうというもの。

この別世界は本来の世界とは多くのヒーロー、ヴィランの立ち位置が異なっていて、正史世界を知っていれば知っているほどその激変っぷりが面白く感じる世界観となっています。
スパイダーマンはこの世界では億万長者で市民に愛されており、あのJJJにまで支持されている世界最強のヒーロー「アメイジング・スパイダー」として活躍中。
なんとあのベンおじさんやグウェン・ステイシーまで生存している幸せな境遇なのだとか。

一方デッドプールことウェイド・ウィルソンは、この世界ではドクター・ドゥームそっくりなコスチュームを身に纏って「デスマスク」と名乗り、暗黒街の支配者として君臨中。
自身の超回復能力を悪用した超絶厄介なヴィランと化していたのでした。
(まあよく考えれば正史世界のデッドプールも超絶厄介な人物ではあるけども)
そんな事はつゆしらず、自分ソックリなコスチュームを着ているデスウィッシュという男とつるんでこの世界で楽しく遊びまわるデッドプール。

じゃあこのデスウィッシュとかいうのは誰なのか
デッドプールそっくりなコスチュームを着ていたこのデスウィッシュという人物は
並行世界のデップーではなかった
作中でさらっと明かされるデスウィッシュの正体はかなり意外な人物だったり

そしてハルクことブルース・バナー博士は、この世界では驚いたことにドクター・ストレンジの後継者として魔術師となっており、その魔力を用いてハルクの人格を冥府に封印し、ブルースとしての人生を歩んでいるのでした。
その影響でこの世界にやってきた正史世界のバナー博士もハルクから切り離され、変身能力を失ってしまう事に。
3名とも正史世界で見舞われた不幸から解放されており、一見するとそれなりに幸せに見える世界。
しかしこの世界には恐るべき陰謀が仕組まれており、正史世界の3人は大きな事件に巻き込まる事になってしまい……?

◆感想
メインストリームの世界ではまずありえないであろう展開が目白押しで、常にサプライズに見舞われながら楽しく読める一作。
別世界とはいえベンおじさんに再会できたピーターが結局異なるタイプの不幸に直面しているのを見て曇ったり、別世界に送り込まれても相変わらず自由な行動を取りまくったりスパイディ大好きっぷりを発揮するデッドプールにニヤニヤしたり、冥府で暗黒の力に晒されて鬼神と化した別世界ハルクと正史世界ハルクの純粋な力と力のぶつかり合いが堪能できる迫力満点な戦闘シーンなど、実に見所たっぷりです。

ハルクVS鬼神ハルク
常に余裕を崩さないハルクの戦いっぷりがカッコいい
セリフを見るにこの時期のハルクは若干理性的っぽい?

スパイダーマン編はしっとりとした雰囲気のエピソードなんですが、デッドプール編、ストーリーの締めとなるハルク編は笑いどころもたっぷり。
スパイディとデッドプールの漫才のような会話、スパイダーマンの作戦で鬼神ハルクの足止めに使われるデッドプールのあんまりな扱われ方はほんと面白い。
そしてオチ付近にもサプライズなギャグ展開が盛り込まれていて、正直アレで吹かない人はいないと思う。
シリアスよりもコミカルなストーリーを求めている方は、本作とかどうでしょうか。

◆デプスパ
デプスパお待ち!