ツルゴアXXX

ひっそりと運営しているチラシの裏ブログ。

22 2019

きっちょむ

■概要
普段はおーぷん2ちゃんねるなどで匿名でSSを発表されている方であり、ニコニコ動画では自作SSのノベマス版(リメイク)や、制作されているSSシリーズの番外エピソードを投稿されています。

■作品
響子「泰葉ちゃんに演技を教わります!」


舞台でのヒロイン役が決まり、演技について色々アドバイスをもらうために泰葉に相談した響子。
みくも台本の読み合わせを手伝ってくれることになり、週末に響子の部屋に集まって彼女の演技の練習を行う事に。
そして週末。演技の練習も順調に進み、少し休憩を挟むことにした三人だったが、テレビのリモコンを探した泰葉が部屋の中で『あるモノ』を発見してしまい、空気が一変することになってしまう……


おーぷん2ちゃんねる@アイマス板に投稿された作品をノベマス用にリメイクした一作。
原作はこちら。⇒【五十嵐響子「勉強会ですっ!」】

最初のうちこそ泰葉、響子、みくの三人が織りなすほのぼのとした物語……なのですが、動画中盤で響子の部屋にあった『あるモノ』が発見されてから一気にノリが急変、ドタバタとした下ネタギャグ展開に変貌していく事に!
SSとは違い動画となった事で絵的なインパクトや音声使用も合わさり、より破壊力の高いネタに仕上がった作品になっています。
劇中でパロディとなっているのはいわゆる『中の人ネタ』なのですが、詳細が非常に書きづらいのでどうしても気になる方は各自ググってください……!
(動画中のコメントやらなにやらで察せそうだけど)
周子「泰葉に甘えられてみたい」+


どうにも泰葉に、自分の厚意に甘えてもらえる事がないと語る周子。
周子はPにこの間一緒に食事した時の出来事を愚痴りつつ、「自分に甘えてくる泰葉」の妄想ネタを披露し、そこからお互いに様々なシチュエーションや泰葉観を語って盛り上がるのだった。


こちらはニコニコ動画でのみ発表されたオリジナル作品で、『某ゲーム』の音声を織り交ぜながらやたらダダ甘な泰葉との妄想シチュエーションを周子とPが披露していくという一編。
結構ほのぼのとした内容で締めくくられる……かと思いきや、動画後半ではおまけとして前作『響子「泰葉ちゃんに演技を教わります!」』のカットシーン集が。
18 2019

エンド・オブ・ザ・ワールド

エンド・オブ・ザ・ワールド予告編エンド・オブ・ザ・ワールド
【原題】Seeking a Friend for the End of the World 2012年【米】


地球に衝突する小惑星マチルダの破壊作戦が失敗に終わり、人類の滅亡が避けられないと判った日、保険セールスマン、ドッジの妻は何も告げずに去っていった。小惑星衝突まであと3週間。周囲の人間が酒やドラックに溺れる中、普段と変わらぬ生活を送るドッジは、隣人の奔放な女性ペニーが泣いているのを見つけ、「最後の飛行機に乗り遅れて、イギリスの両親に二度と会えなくなってしまった」と嘆く彼女と初めて言葉を交わす。 翌日ドッジはペニーから、彼女のもとに誤配達された3年分の自分宛の手紙の束を渡されるが、そのときの会話から、思いがけない事実を知ってしまう。ドッジの妻はずっと、彼が仕事に行っている間に浮気していたのだ。残酷な現実を突きつけられ、激しいショックを受けたドッジは荒れ狂い、夜の公園で自殺を図る。しかし、死ねなかった。翌朝目を覚ました彼の胸には「ソーリー(ごめんなさい)」と書かれたメモが置かれ、目の前には一匹の犬がいた。街に暴動が起き始める中、犬を連れて家に帰り、ペニーから手渡された郵便物の中から思いがけない手紙を見つける。それは、かつて心ならずも別れた最愛の人、オリヴィアからのものだった。 しかし、その時には、暴動がすぐそばまで迫っていた。ドッジはオリヴィアの手紙を持ち、彼がソーリーと名づけた犬を連れてペニーのもとへ。そして、お気に入りのレコードを持ち出したペニーと、彼女の車で脱出を図る。「知人が自家用機を持っているので、僕をオリヴィアのところまで車で送ってくれれば、君をイギリスの家族に会わせる」とペニーに持ちかけるドッジ。自分が手紙を放置していたことに罪悪感を感じたペニーは、ドッジと共にオリヴィアを探す旅に出ることを決意する……。

***

コメディ俳優の印象が強いスティーブ・カレルが抑えた演技で心の葛藤を見せてくれる、『世界最後の日』を題材にしたSFロマンス映画。
公式の解説ではコメディ要素があるように紹介されている事が多いですが、実際のところはクスリとさせられる描写がほんのりあるくらいで、全編通してシリアス寄りだったり、時にはまったりと時間が流れていく作風です。

人類が滅亡すると知らされた時、人々は意外と普段どおりに過ごそうとする。……とはいえ「どうせ皆死んでしまうのだし」と少しずつ倫理観が壊れ始める人も多く、ストーリー冒頭では行きずりのセックスやドラッグに溺れる人々、そして混乱のあまり暴動が発生する描写も挿入されていきます。

そんな人類最後の日が近づくなかで、主人公のドッジは「かつての最愛の人にもう一度会いたい」という思いを抱くようになり、イギリスにいる両親に会いたいというペニーという隣人の女性、そしてソーリーと名付けた一匹の犬の3人組で車を走らせ旅に出るという、ロードムービー的な作りが魅力。ホリーズの名曲「安らぎの世界へ(The Air That I Breath)」といった様々なロックやポップスが挿入歌として流れるのも雰囲気作りに一役買っている。

倫理観を捨てて暴れる人もいれば、最後までいつもどおりに過ごそうとしたり、何かしらパーティーを開いてどんちゃん騒ぎを楽しんだり、なんとか生き残る方法を模索する人々など、主人公たちは最後の生き方を選択した色々な人たちと出会っていく。
「地球最後の日が迫っているのにそんな行動を取るの?」という点を描き出しているのが本作のユーモア要素なのでしょう。
結構最後の最後まで仕事をし続けている人も多く、なんだかんだある程度普通の生活が保たれているというのも結構リアリティがある描写に感じる。

本作はかなり王道な題材ではあるし、何かしら驚きの展開といったものが盛り込まれてハラハラさせるような映画ではありません。
今更どうあがいても世界最後の日が目前に迫ってくるという絶望からは逃れられないし、実際映画のラストはあまりにあっけない。でもそこに悲壮感などといった暗さはそこまで感じさせない、鑑賞後には不思議な気持ちにさせられたラブストーリーでした。