ツルゴアXXX

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24 2017

イエスマン “YES”は人生のパスワード

イエスマン予告編イエスマン “YES”は人生のパスワード
【原題】Yes Man 2008年【米・豪】


ロサンゼルスの銀行に勤務するカール・アレンの生活は、毎日ほとんど変わりない。ローンの申請を却下し、何かと口実を作って友人からの誘いを拒み、家のソファでひとりテレビを見ている日々。親友の婚約パーティーまですっぽかし、「生き方を変えないかぎりお前はひとりぼっちになる」と脅されたカールは、勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加する。セミナーの主催者テレンス・バンドリーは「意味のある人生を送るための唯一のルールは、全てのことに“イエス”と言うだけ」と説く。最初は猜疑心でいっぱいのカールだったが、とりあえずあらゆることにイエスと言ってみようという気になっていった。カールの上司ノームは、カールが仕事により積極的に取り組み始めただけでなく、ノームが計画するパーティーへも興味を示したことをとても喜ぶ。
そんなある日、深夜にガス欠になったカールは車を残し、ガソリン・スタンドへ歩いて向かった。重いガソリン缶を持つ彼に、スクーターで来ていたアリソンが「送っていこうか」と声をかけると、カールはもちろん“イエス”と答える。それをきっかけに、アリソンはカールの積極的でユーモアのある人柄に惚れ込んでいくのだった。人が変わったようにますます運気を上げていくカール。
だが、全てが好転し始めたとき、思わぬどんでん返しが待っていた……。

BBCラジオディレクターのダニー・ウォレスが2005年に出版した『Yes Man』という、「半年間、いままでノーといってきたこと、すべてにイエスと答える実験」を行った自己啓発ノンフィクションが元になっているコメディ映画。
何事にも否定的で人の約束もすっぽかしがちな後ろ向き男の主人公カールがある自己啓発セミナーに参加したことをきっかけに、どんな頼まれごとでも「イエス」という自分ルールを課した事で人脈やら色々なネットワークも広がっていき、加えて町にある習い事の広告に対しても「イエス」と答えるもんだから様々なスキルを吸収して新しい世界もどんどん見つけていく。ず~っと一人で部屋にこもりがちだったために変わり映えしなかった日常が様変わりし、それこそ毎日退屈しない新鮮な毎日を送れるようになっていくその様をジム・キャリーが大げさなくらいに面白おかしく演じてくれるものだから見ていてホントに楽しいし気分が前向きになれる。

当然馬鹿正直なまでになんでも「イエス」と応えてばかりじゃ悪いヤツにいいように使われる事もあるけども、なんでもかんでも拒否ばかりして一人の世界にこもっていたら大きなチャンスが手に入る事は無いだろうし、人にした善意が返ってくるという事も無いわけで。
「臆することなく自分から行動すればきっと人生が変わる」というストーリー展開は元が自己啓発本なだけな事はある感じだけど、細かい理屈は抜きにしても面白い映画だった!!オススメ!!
あとストーリー序盤、「イエス」と答えたことでカールがババアに総入れ歯フェラをされるというシーンはここ最近見た下ネタでも特に強烈でしたね……

 
20 2017

白雪姫

白雪姫予告編白雪姫
【原題】Snow White And The Seven Dwarfs 1937年【米】


美しく心優しい白雪姫。その美しさを妬む継母の女王から命を脅かされ、森の奥深くに逃れた白雪姫は、7人のこびとたち―おとぼけ、ねぼすけ、くしゃみ、てれすけ、ごきげん、先生、おこりんぼ―と出会い、一緒に暮らし始めます。
ある日、老婆に姿を変えた女王が訪ねて来て、毒リンゴを口にしてしまった白雪姫。横たわる白雪姫の傍らで悲しむこびとたちの元に王子様が現れて……

グリム兄弟による童話『白雪姫』を原作としたディズニーの長編映画の記念すべき第一作であり、かつ世界初の長編カラーアニメーション映画。日本での公開は第二次世界大戦の影響もあって1950年と遅め。
特筆すべきは80年前の作品とは思えぬほどに滑らかに動く上質なアニメーションと映像の美しさ。
現在のアニメと比較しても全く見劣りしないどころか、『ロトスコープ』という実際に俳優の動きをカメラで撮影してそれをトレースして描くという恐ろしく手間の掛かった手法を用いており(といっても全部が全部トレースというわけではなく、キャラクターの動きにリアリティを出すシーンを決めてこの手法を使っていたとのこと)、それ以外にも女王のマントのなびき方、あまりにリアルな水に広がる波紋の動き等など、下手すればこの1937年の作品に技術で勝つ方が大変なのではないかというぐらいに美しい。

挿入歌「私の願い」「ワン・ソング」「歌とほほえみと」「口笛ふいて働こう」「ブラドル・アドル・アム・ダム」「小人達のヨーデル」「いつか王子様が」そして超有名な「ハイ・ホー」とどれも全て耳に残る印象的なものばかり。
「こびとたちの行儀が悪くて下品」という理由で没となったシーンに使われている「ミュージック・イン・ユア・スープ」も大好き。
(映像の中ではちゃんと白雪姫が正しいマナーを教えているし没になったのは勿体無い気もする)


名作ってのは本当に色褪せることなくどの時代でも楽しめるものなのだなぁと改めて思わされる作品でした。超オススメ!!