ツルゴアXXX

ひっそりと運営しているチラシの裏ブログ。

久々に雑記カテゴリでの更新です。
とりとめのない話を色々。

◆逆転大全買いました
逆転大全表紙

買ったのでした。カプコンのアドベンチャーゲーム『逆転裁判』の15周年記念本です。
邦訳アメコミを長年買い続けていると高い本を買うのに躊躇しなくなるから良いよね(良くない)。

第1作発売から15年の間に発売されてきたタイトルの全事件をタイムライン形式で解説、全登場人物や証拠品リストのデータに加え、クリエイター各氏によるディープな制作裏話などを収録した全336ページにもなる大ボリュームな一冊です。当然ネタバレ全開な内容なのでできればシリーズ全作をプレイしてから読んでもらいたい!!
さすがにコラボタイトルの『レイトン教授VS逆転裁判』や漫画版逆裁&逆検、ドラマCDやアニメ版、映画版、舞台版といったタイトルまでは入っていませんし、逆転裁判6、大逆転裁判の最終話の項では最後の最後の部分の解説は無し、逆転裁判6のDLC『時を越える逆転』の解説もネタバレ配慮のためか一切解説無しとなっています。
とはいえ逆転裁判シリーズ全作を改めて見直すには充分な内容。文章量が多すぎてちょっと誤植もあったりはしますが。
逆裁6の3話の相関図なんてマルメルさんの夫婦関係が別の人になってる誤表記のせいでホモになってるのはちょっと笑った。
あと逆裁1~3の解説ページに使われているスクショがDS版と高画質なアプリ版が混在してたりするのも少しだけ気になる。

個人的にはクリエイター陣による15周年記念トークに初めて知る興味深い裏話が多く、ぶっちゃけこれが読めただけでも買ってよかったと思えてます。今だから言える裏話とか、昔に盛り込めなかった(盛り込まなかった)アイデアを後のタイトルに使用したとかいう話とかホント読んでて面白い!!

あと気になっていた企画初期の「サバイバン」の解説ページも興味深い内容で必見!
企画初期のミツルギはゲームボーイアドバンス版の公式サイトのコラムで公開されていたけれど、他のキャラは初めて見た…
(一応これまでに刊行された公式ファンブックでも詳しい内容が紹介されたことはあったらしい)
【ゲームボーイアドバンス版逆転裁判公式サイト】※現在は消滅しているのでWEBアーカイブ。

結構キャラデザインに児童向け漫画っぽい雰囲気が漂っていてこれはこれで面白そうかも…?と思わなくもない。
この企画初期の時点で逆裁のシステムが大体固まってたというのもスゴイ!

◆ここんとこ読んで面白かった漫画いろいろ
ふしぎの国のバード3巻『ふしぎの国のバード』佐々大河

19世紀に実在したイギリス人女性冒険家、イザベラ・バードが通訳ガイドの日本人男性・伊藤鶴吉と共に東京から蝦夷までを旅するという彼女の著書『日本奥地紀行』を下敷きとした歴史漫画。
外国人の目から見た明治初期の日本の姿を描いていてこれが実に面白い。
「日本文化や日本建築に触れてテンションが上がるバード」というベタだけど楽しい下りだけでなく、2巻で訪れるひどく不衛生で病人が溢れた町での苦難も事細かに描かれていて読み応えがありましたね……

新米姉妹のふたりごはん3巻『新米姉妹のふたりごはん』柊ゆたか

近年大増加しつつある『女の子×グルメ』系の漫画で最近ハマっているのがこの作品。
親同士の再婚で突然姉妹となったサチとあやり。そんな二人が手作りの料理を通して親しくなっていく漫画です。
ただ外食したり出来合いの惣菜を買って「美味しいー!」って感じではなく、ちゃんと自分たちで調理する過程も描く家庭料理中心なのが個人的にポイント高い。「生ハムの原木」とか「ラクレットチーズ」とかそうそう手にしないよ!な食材が出ることはありますが、話数を重ねるごとにたこ焼きとかアイスクリームとかもう少し身近な家庭料理になっていくので気にするな!
あと近年のグルメ漫画では食べた時のリアクションでエロい顔になる作品がちらほらあるのがやや苦手だったんですが、これはそういうのが一切ないのも良い。(というか美味しいもの食べてもエロい顔にならないのが普通だと思う)

ゴールデンゴールド1巻『ゴールデンゴールド』堀尾省太

瀬戸内の島で暮らす早坂琉花の前に謎の異形が現れたその日から、一緒に暮らす祖母の早坂商店の経営が一気に上向きに!更にはこの異形が現れてからと言うもの内地からのお客も増え、島のお金のめぐりが良くなっていった。果たしてこの異形は福の神なのか!?……ってあらすじにするとどこかシュールな日常コメディっぽいけれど、実際は突然島がバブリーになった影響で島社会が歪んでいき、じわじわと社会ホラーの様相を現していく怖面白い作品。
すごく続きが気になってる漫画ですこれ。

こんなブラックジャックはいやだ1巻#こんなブラック・ジャックはイヤだ 』つのがい

つのがい氏がツイッター上で投稿されているブラック・ジャックの二次創作ギャグマンガが手塚プロ公認で書籍化された一冊。
手塚絵のタッチの再現度と妙にテンションの高い内容が合わさって独特な空気感が出ている漫画です。
ブラック・ジャック本編とは打って変わってウェーイ系キャラになっている間久部緑郎が面白すぎる。ちょいちょいバンパイアの時のあの顔になるのもフフッてなる。
ただハイテンションギャグばかりでなく、手塚先生の誕生日を祝った漫画はしんみりとさせられたし、『おるすばんピノコ』という短編に至ってはなんかもうブラック・ジャック本編にあっても違和感なさそうな作品に仕上がっておりました。
最近この本といい『ヤングブラック・ジャック』とか『アトム・ザ・ビギニング』とか『福山けいこ版メルモちゃん』とか質の高い手塚漫画リメイクが多くて嬉しい。
しかしつのがい氏が漫画を描くまでの経緯を語る『アトガキマンガ』はどうもフィクションが混じってそうなんだけれどあれどこまでが実話なんだろうか。気になる。

◆アニメーションの歴史を知れるリンクとか
最近1937年のディズニーのアニメ映画『白雪姫』を見た影響もあり、「アニメ+歴史」関係でネットサーフィンしてたら色々良さげなサイトを知ったのでいつでも見返せるようここに貼っておくだけのやつ。

【日本アニメーション映画クラシックス】
国産アニメーション生誕100周年ということで公開されたサイト。フィルムセンターが所蔵する日本の初期アニメーションが無料で公開されている。

【アメリカン・アニメーションの黄金時代】
ウィキペディアのなかなか秀逸なアメリカン・アニメーションの歴史解説記事。

【カートゥーン100年史を完全解説する試みwiki】
『GON'S ANIMATION LIMBO』という現在は消滅したサイトで公開されていた『Cartoons: One Hundred Years of Cinema Animation』という洋書の翻訳を引き継いたwiki。

◆2017年3月18日『ShoPro Books 感謝祭~独演~』関係
小プロの山本将隆氏による邦訳アメコミ制作裏話のツイートがすっごく面白かったので纏めておきます。

【【レポート】邦訳アメコミができるまで…『ShoPro Books 感謝祭』新宿ネイキッドロフトに行ってきた!】

    
24 2017

イエスマン “YES”は人生のパスワード

イエスマン予告編イエスマン “YES”は人生のパスワード
【原題】Yes Man 2008年【米・豪】


ロサンゼルスの銀行に勤務するカール・アレンの生活は、毎日ほとんど変わりない。ローンの申請を却下し、何かと口実を作って友人からの誘いを拒み、家のソファでひとりテレビを見ている日々。親友の婚約パーティーまですっぽかし、「生き方を変えないかぎりお前はひとりぼっちになる」と脅されたカールは、勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加する。セミナーの主催者テレンス・バンドリーは「意味のある人生を送るための唯一のルールは、全てのことに“イエス”と言うだけ」と説く。最初は猜疑心でいっぱいのカールだったが、とりあえずあらゆることにイエスと言ってみようという気になっていった。カールの上司ノームは、カールが仕事により積極的に取り組み始めただけでなく、ノームが計画するパーティーへも興味を示したことをとても喜ぶ。
そんなある日、深夜にガス欠になったカールは車を残し、ガソリン・スタンドへ歩いて向かった。重いガソリン缶を持つ彼に、スクーターで来ていたアリソンが「送っていこうか」と声をかけると、カールはもちろん“イエス”と答える。それをきっかけに、アリソンはカールの積極的でユーモアのある人柄に惚れ込んでいくのだった。人が変わったようにますます運気を上げていくカール。
だが、全てが好転し始めたとき、思わぬどんでん返しが待っていた……。

BBCラジオディレクターのダニー・ウォレスが2005年に出版した『Yes Man』という、「半年間、いままでノーといってきたこと、すべてにイエスと答える実験」を行った自己啓発ノンフィクションが元になっているコメディ映画。
何事にも否定的で人の約束もすっぽかしがちな後ろ向き男の主人公カールがある自己啓発セミナーに参加したことをきっかけに、どんな頼まれごとでも「イエス」という自分ルールを課した事で人脈やら色々なネットワークも広がっていき、加えて町にある習い事の広告に対しても「イエス」と答えるもんだから様々なスキルを吸収して新しい世界もどんどん見つけていく。ず~っと一人で部屋にこもりがちだったために変わり映えしなかった日常が様変わりし、それこそ毎日退屈しない新鮮な毎日を送れるようになっていくその様をジム・キャリーが大げさなくらいに面白おかしく演じてくれるものだから見ていてホントに楽しいし気分が前向きになれる。

当然馬鹿正直なまでになんでも「イエス」と応えてばかりじゃ悪いヤツにいいように使われる事もあるけども、なんでもかんでも拒否ばかりして一人の世界にこもっていたら大きなチャンスが手に入る事は無いだろうし、人にした善意が返ってくるという事も無いわけで。
「臆することなく自分から行動すればきっと人生が変わる」というストーリー展開は元が自己啓発本なだけな事はある感じだけど、細かい理屈は抜きにしても面白い映画だった!!オススメ!!
あとストーリー序盤、「イエス」と答えたことでカールがババアに総入れ歯フェラをされるというシーンはここ最近見た下ネタでも特に強烈でしたね……